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凸版印刷(株) 凸版印刷(株)のホームページへ
凸版印刷、がん組織の遺伝子解析向けに低コストで精度の高い新手法を開発 〜独自の遺伝子解析手法として幅広い分野へ応用可能、「オーダーメイド医療」の実現に貢献〜 ( 2010/2/22 )
 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、がん組織の遺伝子解析向けに、新しい解析手法「蛍光PHFA(Preferentially Homoduplex Formation Assay)」法を開発しました。
 今回、シカゴ大学との共同研究により、この新しい手法が実際の患者から、採取したがん組織からがんの遺伝子タイプを低コストかつ、高い精度で解析可能であることが明らかになっています。

 従来の遺伝子解析手法である「ダイレクトシークエンス法 (※1)」 では、採取したがん組織中の30%以下の遺伝子変異 (※2) を正確に検出することは困難とされていました。精密な熱処理を用いる本「蛍光PHFA法」では、わずか1%の遺伝子変異も再現性の高い検出ができ、さらに高価な酵素試薬を使用しないため低コスト化が可能となりました。
 なお本研究は、2010年2月5日〜9日の日程で開催されました米国癌学会と日本癌学会の第8回共同カンファレンス(8th AACR/ JCA joint conference in Hawaii)にて発表されました。

【背景】
 患者の遺伝的背景を考慮し、科学的根拠に基づいて各個人に効果的な治療・投薬方法を提供する「オーダーメイド医療」によって患者個人の「QOL(生活の質)」が向上するとともに、わが国においては薬剤副作用から派生する医療費の軽減が見込まれ、医療費抑制の期待が高まっています。
 特に現在、先天的な遺伝子多型(※3)による個人差だけではなく、後天的な遺伝子変異により、薬の効き方に個人差が現れることが判ってきており、各個人の薬の効き方を予測する手段として遺伝子解析が注目を集めています。そのため、さまざまな臓器のがんについて、遺伝子変異と薬剤の効き目の関連を解明する研究が進行しています。
 この遺伝子変異に関して、実際の医療現場において安価で再現性の高い検査が普及すれば、個人の病状にあった効果的な治療を施すことが可能となります。

 近年、このオーダーメイド医療を実現する1つの方法として、分子標的抗がん剤による治療の開始前に行う検査が注目を集めています。分子標的抗がん剤は、副作用を最小限に抑えられる非常に効果的な治療方法ですが、同じ臓器のがんであっても、がん組織の遺伝子変異型の違いによって有効ではない場合があることが明らかになってきました。そのため、患者のがん組織を採取、がんの遺伝子変異型を遺伝子解析で検査した上で、有効性の高い分子標的抗がん剤を投与することが重要になってきます。
 しかし、がん組織の遺伝子解析は、正常な細胞も含んだ検体から、がん細胞の遺伝子のみを検出し解析する必要があるため、既存の解析手法では検出できない場合があるなど、感度が十分ではありませんでした。また、遺伝子解析の方法が複雑で試薬自体が非常に高価で、検査の高コストが普及の課題となっています。

 この課題を解決するため、凸版印刷は新しい遺伝子解析手法である「蛍光PHFA」法を確立しました。新手法は原理が非常に単純で熱処理のみにより変異解析を行うため、低コストでの検査が可能となります。またシカゴ大学との共同研究では、従来の解析手法と比較して「蛍光PHFA」法の精度が高いことが確認されました。

【今後の展開】
 今後、凸版印刷では、「蛍光PHFA」法をがん治療以外の分野へも応用が期待できる遺伝子解析手法として、グループ会社で遺伝子解析受託事業をてがける株式会社理研ジェネシス(※4)などと共同で専用装置の製品化、および販売を目指します。
 なお、本研究の装置開発に関しては、2009年8月〜2011年2月の期間でNEDO(※5)の「産業技術実用化開発助成事業」に採択されています。

【シカゴ大学との共同研究 概略】
 シカゴ大学医学部が保有する数多くの臨床検体を用いて、「蛍光PHFA」法と既存のいくつかの遺伝子解析方法の比較検証を行っています。がん組織から調べる対象のがん関連遺伝子(※6)の変異は、EGFR遺伝子 (15種の変異)、KRAS遺伝子 (7種の変異)、NRAS遺伝子 (2種の変異)、BRAF 遺伝子 (1種の変異)、 合計25種とし、これまで既に約150サンプル中の遺伝子変異を蛍光PHFAにより全て同定することに成功しています。さらに臨床検体に付随する医療情報と変異の相関を解析することにより有用かつ新規な医学的発見についても得られることを期待しています。

【「蛍光PHFA」法の概略】
 蛍光修飾された2本鎖の標識DNAとPCR(※7)によって対象サンプルから増幅された2本鎖の非標識DNAを熱変性し、それぞれのDNAを1本鎖の状態にします。その後、温度を緩やかに降下させて再び2本鎖DNAを形成させる操作を行い、標識DNAと非標識DNAとの間で起こる鎖置換に伴って生じる蛍光強度の変化を測定することにより、がん細胞由来の微量しか含まれていない遺伝子の1塩基の違いまで検出が可能となります。変異検出に要する時間は、遺伝子増幅反応時間を除いて約15分で、凸版印刷では将来的に1分程度に短縮可能だと考えています。なお、PHFAの反応原理の詳細については、Nucleic Acids Reserch, 1994,Vol.22,No.9 1541-1547を参照ください。

http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease1026.html


45nm、32nm対応 最先端フォトマスクブランクスを共同開発 ( 2007/3/8 )
 信越化学と凸版印刷は、45nm、32nmに対応するフォトマスクブランクスを共同開発した。これにより、フォトマスクの微細加工精度が大幅に高まり、高精度かつ信頼性の高い最先端フォトマスクの供給が可能となる。
 開発においては信越化学がフォトマスクブランクス開発、凸版印刷が開発品の評価ならびにフォトマスク製造の新プロセス開発を担当。従来のフォトマスクブランクスをコンセプトから見直し、従来製品にない革新的な材料構成を実現した。
 半導体メーカーがこのフォトマスクブランクスで製造された高精度なフォトマスクを使用することで、最先端半導体の製造プロセス構築段階に行う、フォトマスクとの最適化に要する時間が短縮されることが期待される。



ワイズ・ラブとICタグを活用した「商談支援システム」を開発 ( 2007/2/27 )
 凸版印刷とワイズ・ラブは、この度ICタグを活用した「商談支援システム」を開発した。
 本システムは、フランスのパリで開催されるテキスタイル見本市「プルミエール・ビジョン2007年春夏素材展」(2007年2月20日〜23日)に出展する丸和商事での採用が決定、サンプル品である生地の情報とバイヤーの引き合い情報を容易に収集可能で、スムーズな営業活動を行うことができる。
 丸和商事では今後、国内の商談会等でも本システムの活用を図っていく予定。

<本システムの特長>
・バイヤー情報と引き合いのあったサンプルの情報を自動的に関連づけ、効果的、効率的な引き合い情報の収集を実現。
・ICタグを利用することで、複数のサンプル情報を一度に読み取ることができ、スピーディな対応が可能。
・バイヤーが選んだサンプル情報を記載した帳票をその場で印刷して、バイヤーに渡し、営業機会を創出。
・スタンドアロンもしくはクライアント・サーバーシステムでの使用が可能。



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