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サントリーHDなど、ウイスキー中の抗アレルギー成分の単離と構造決定に成功など研究成果を発表
ウイスキー中から抗アレルギー成分の構造を決定
― 日本薬学会で発表 ―
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2009/3/27
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サントリーホールディングス(株)は、(財)岐阜県国際バイオ研究所と静岡県立大学薬学部との共同研究により、ウイスキー中での存在が知られていた抗アレルギー成分の単離と構造決定に成功し、その研究成果を、日本薬学会第129年会(2009年3月26日〜28日・京都)にて3月27日に共同発表しました。
▽発表演題
「ウイスキーコンジェナーの抗アレルギー作用」
▽発表者
(財)岐阜県国際バイオ研究所 伊藤智広・大口健司・野澤義則・赤尾幸博
静岡県立大学 糠谷東雄・脇本敏幸
サントリー 諏訪芳秀・小池美奈子・塚根まり子
今回の発表骨子は以下のとおりです。
<研究の背景>
近年、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が増加しており、日常食品の中でアレルギー疾患を増悪させたり緩和させる成分にも注目が集まるようになりました。この結果、甜茶など種々の植物が抗アレルギー作用を有することが明らかにされ、これらを活用した飲料等が開発されています。
お酒は、含まれるアルコールがアレルギー疾患を増悪させるため、予防や治療上、あるいは患者の体験からも摂取を避けられてきました。このため、お酒に含まれている抗アレルギー成分は、多くの探索研究から抜け落ちてきたのが実情です。
ウイスキーは、オーク材でつくられた樽の中で長時間じっくりと熟成させることで、芳香とまろやかさをもち、深い琥珀色へと生まれかわります。この「樽熟成」の間に、樽から滲み出したオーク材成分は複雑な反応を重ね、ポリフェノール類をはじめとする多様な成分(コンジェナー)が生成します。こうしたコンジェナーの中に、抗アレルギー作用をもつ成分が含まれていることは明らかにされていましたが、それが何であるのかは不明でした。
多くの植物からの抗アレルギー成分の探索が一巡した今、ウイスキーのポリフェノールに含まれる抗アレルギー素材を同定し、その構造を明らかにすることにより、その潜在的な有用性を検討しました。
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10401.html
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2009年 サントリー食品事業方針
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2009/1/20
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サントリー(株)は、2009年4月から純粋持株会社制へ移行します。
新体制では、国内・海外の食品事業を展開する「サントリー食品(株)」、健康食品事業を展開する「サントリーウエルネス(株)」を新設し、引き続き食品事業の中期経営ビジョン「成長の持続」「収益力の強化」を掲げ、事業を推進していきます。
・国内食品事業
「BOSS」「伊右衛門」といった基幹ブランドのさらなる強化を図るとともに、適正な利益を得られるようにSCMコスト削減に向けた取り組みや、販促費の効率的な運用などをさらに推進し、収益力の強化を図ります。
・海外食品事業
中国・東南アジア・オセアニアなど成長市場において、サントリーブランドの確立とさらなる事業拡大を図り、サントリーグループのグローバル戦略を加速していきます。
・健康食品事業
健康志向の高まりにともなう市場規模拡大のなか、独立会社化することで、さらなる成長、事業拡大を図り、サントリーグループの新たな収益の柱となることを目指します。
国内食品事業
●2008年 振り返り
清涼飲料総市場は、16億3,700万ケース(対前年99%)と推定されます。当社は、基幹ブランドである「BOSS」「天然水」「PEPSI」などのブランド力の強化を図るとともに、「スターバックス ダブルショット」などの新商品を投入しました。特に「サントリー天然水」は、鳥取県に新たに「奥大山ブナの森工場」を竣工、生産体制を強化することで、対前年123%と大きく伸長しました。
その結果、当社清涼飲料事業の販売数量は、3億5,290万ケース(対前年101%)となりました。
●2009年 方針
清涼飲料総市場は、ほぼ前年並と推定しています。
厳しい市場環境のなか、基幹ブランドのさらなる強化を図り、着実な成長を目指すとともに、SCMコスト削減や販促費の効率的運用をよりいっそう推進します。これらの活動により、本年度は、3億6,200万ケース(対前年103%)の販売を目指し、国内清涼飲料第2位のポジションをさらに磐石なものとしていきます。
基幹ブランドについて
▼「BOSS」 ― 各カテゴリーのブランド基盤をさらに強化
「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖 −いいとこドリップ−」「無糖ブラック」「カフェオレ」の主要4商品を柱に、3月からは、食後に楽しむ“砂糖ゼロ缶コーヒー”「食後の余韻 −砂糖ゼロ・ひき立つ後味−」(リリースNo.10316参照)を発売するなど、缶コーヒーの楽しみをさらに広げていきます。本年度は、6,950万ケース(対前年101%)の販売を目指します。
▼「伊右衛門」 ― お茶の“美味しさ”や“愉しみ”を「伊右衛門」らしく訴求
本年も、お茶の美味しさやお茶を通じた日本の豊かな生活文化を、ひとりでも多くのお客様に楽しんでいただくために様々な活動を展開します。中味・パッケージをブラッシュアップ(リリースNo.10316参照)するとともに、キャンペーン、広告活動などを積極的に実施し、お茶の「美味しさ」「安心」「愉しみ」といった価値を「伊右衛門」らしく訴求していきます。
本年度は、5,200万ケース(対前年106%)の販売を目指します。
▼「ウーロン茶」「黒烏龍茶」 ― 烏龍茶の価値を高める活動を展開
本年も引き続き、烏龍茶の持つ価値をさらに高める活動を展開します。より魅力的な広告、キャンペーン、サンプリングの実施など、積極的なプロモーション活動をはじめ、烏龍茶ならではの奥深い世界を幅広くお客様にお伝えする活動を展開していきます。
本年度は、「ウーロン茶」「黒烏龍茶」計で4,650万ケース(対前年101%)の販売を目指します。
▼「天然水」(ミネラルウォーター) ― No.1ブランドのポジションを磐石なものに
ミネラルウォーター市場におけるNo.1ブランド「サントリー天然水」は、昨年から「天然水(奥大山)」がラインナップに加わりました。本年度も天然水のおいしさや、安心で安全な品質を訴求する活動を行なう等、積極的なプロモーション活動を展開します。さらに、「コントレックス」をはじめとした輸入ミネラルウォーターも、多彩なラインナップで、多様化する飲用シーンやお客様のニーズに応えていきます。
本年度は、水事業計で5,170万ケース(対前年106%)の販売を目指します。
▼「PEPSI」 ― ゼロカロリーコーラ市場で確固たるポジションを確立
伸長するゼロカロリーコーラ市場において確固たるポジションを獲得している「ペプシネックス」は、そのポジションをより磐石なものとするべく、中味・パッケージをブラッシュアップ(リリースNo.10316参照)するほか、容器展開を図ります。また広告をはじめとした話題性のある大規模なプロモーションを実施していきます。
本年度は、ぺプシブランド計で3,000万ケース(対前年104%)の販売を目指します。
▼「DAKARA」 ― ビタミンウォーターとともに、リニューアル。
機能性飲料「DAKARA」と「ビタミンウォーター」は、すっきりとしたパッケージにリニューアル。本年も様々なプロモーション活動を展開していきます。
本年度は、DAKARAブランド計で、2,660万ケース(対前年104%)の販売を目指します。
海外食品事業
●2008年 振り返り
シンガポール、マレーシアで発売している、缶コーヒー「BOSS」がお客様から高い評価をいただいたほか、タイでは、10月から「Tipco F&B社」が「DAKARA」を発売しました。また、「伊右衛門」の海外ブランド「IYEMON CHA」を米国で発売するなど、サントリーブランドによる積極的な活動を展開しました。
このほか、アジア・オセアニアを中心に健康食品・加工食品を製造・販売するCerebos(セレボス) Pacific(パシフィック) Limitedが好調な販売となり、米国東海岸を中心に清涼飲料のボトラー事業を行うPepsi(ペプシ) Bottling(ボトリング) Ventures(ベンチャーズ) LLCも堅調な販売となりました。
さらに、アジア・パシフィック地域での清涼飲料事業のさらなる成長を図るため、ニュージーランドの清涼飲料メーカー「フルコアグループ」の株式を100%買収することで同グループと合意し、10月に契約調印しました。
●2009年 方針
タイ・シンガポール・マレーシアを中心とした東南アジアや中国、米国においても、引き続き積極的なマーケティング活動を展開することで、サントリーブランドの確立とブランド力の強化を目指します。
また、グループ会社では、北米のPepsi Bottling Ventures LLC、シンガポールのCerebos Pacific Limited、ニュージーランドの「フルコアグループ」において積極的に事業の拡大を図っていきます。
健康食品事業
●2008年 振り返り
主力の「セサミンEプラス」「DHA&EPA+セサミンE」「アラビタ」などがお客様から支持を得て、順調に売上を伸ばしました。また新商品「Milcolla[ミルコラ]」「フラバンジェノール+セラミド」もご好評をいただきました。このほか、9月には、「ボタニカルズ」ブランドを取得し、ハーブ関連ビジネスに参入しました。その結果、健康食品事業の売上は対前年3割増となりました。
●2009年 方針
4月から、「サントリーウエルネス(株)」として独立します。「セサミンEプラス」「DHA&EPA+セサミンE」「アラビタ」を中心に、“自然のちから”シリーズのブランド力を育成・強化するほか、お客様のニーズにお応えする新商品を投入していきます。
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10315.html
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2 件のCDM プロジェクトの日本政府承認について
〜国内企業8 社が出資する世界銀行バイオ炭素基金〜
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2009/1/10
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2008 年10 月 31 日
1. 社団法人日本鉄鋼連盟、サントリー株式会社、出光興産株式会社、沖縄電力株式会社、住友化学株式会社、住友共同電力株式会社、石油資源開発株式会社及び東京電力株式会社は、10 月17 日付で、世界銀行バイオ炭素基金(以下「BioCF」)を通じて参加する2 件のクリーン開発メカニズム※1(以下「CDM」)プロジェクトについて、日本政府より承認を受けました。
2. BioCF は、2003 年9 月に世界銀行が設立し、発展途上国における森林保全や植林、持続可能な農林業の育成などの長期的・継続的なプロジェクトに対して、CDM の仕組みを活用して資金協力を行う基金であり、地球温暖化を防ぐとともに、プロジェクト周辺地域の経済的自立や発展に貢献することを目的としています。BioCF を通じて実施されるプロジェクトにより削減される温室効果ガス排出量は、排出権として出資比率に応じてBioCF の出資者に分配されます。分配された排出権を日本国内で受け取るためには、事前に日本政府の承認が必要とされております。
3. 今回、日本政府より承認を受けたのは、中国における広西珠江流域管理のための再植林促進事業とモルドバにおける土壌保全事業の2 件のプロジェクトです。国内企業8 社は、これらの2 件のプロジェクトを通じ、2017 年までに日本国内において合計約51 万トンCO2 の排出権を獲得する見込みです。
※1 京都議定書において定められた仕組み、京都メカニズムの1 つで、先進国が技術や資金を提供し発展途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを行った場合、そのプロジェクトによって削減された温室効果ガス相当量を、一定の認証手続きを得て取引できる制度。
http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/gnews/news_pdf/20081031_2.pdf
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2009年 サントリー酒類事業方針
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2009/1/8
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サントリー(株)は、国内外の酒類事業において、高付加価値の商品開発、マーケティング活動を強力に推進してきました。その結果、「ザ・プレミアム・モルツ」「山崎」などの商品がお客様からご支持いただき、ブランド力が大きく向上しました。
2009年4月、当社は純粋持株会社制へ移行します。経済情勢が厳しさを増す中、ますます競合が激化する酒類市場において、よりお客様や市場に密着した、スピーディかつ柔軟な意思決定を実現するとともに、R&D体制をさらに強化し、魅力ある商品を創出していきます。
1.ビール事業
●2008年 振り返り
総市場(ビール・発泡酒・新ジャンル)は、前年を3%程度下回ったと推定される中、ビール市場、発泡酒市場ともに約7%の減少、一方で、新ジャンル市場は対前年約13%増と大きく拡大しました。
当社ビール事業計※1の販売数量は、対前年109%の5,959万ケースと総市場を上回り、大幅に伸長しました。なかでも、マーケティング活動を強力に推進した「ザ・プレミアム・モルツ」が、1,149万ケース(対前年121%)と好調に推移しました。また、「金麦」は、当初計画を大幅に上回り、1,196万ケース(対前年2.3倍)とビッグブランドに成長、「ジョッキ生」などと合わせた新ジャンルは、2,655万ケース(対前年129%)となりました。
※1 ビールテイスト飲料「ファインブリュー」は除く
●2009年 方針
総市場は、2009年も前年を2%程度割り込むと推定されます。当社は、今後も伸長が予測されるプレミアムビール市場および新ジャンル市場において、「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」を軸に積極的なマーケティング活動を実施します。さらに、新ジャンル商品「ザ・ストレート」(リリースNo.10307参照)を4月に発売し、新ジャンル市場でさらなる需要を獲得していきます。これにより、ビール事業計の販売数量は、6,230万ケース(対前年105%)を目指します。
(1)「ザ・プレミアム・モルツ」
「ザ・プレミアム・モルツ」は、“華やかな香り、深いコクと旨み”に高い評価をいただき、ファン層が着実に拡大、2008年
12月まで50ヶ月連続で前年超を記録しました。2009年は、プレミアムビール市場が2,700万ケース規模(対前年106%)と見込まれる中、1,320万ケース(対前年115%)の販売を目指し、同市場での確固たる地位を獲得していきます。
本年は、好調な販売状況や中味品質をテーマとしたマーケティング活動を実施、特に、広告・販促活動と店頭活動との連動をさらに強化していきます。まずは、1月12日から実施する「愛飲御礼キャンペーン」に合わせて、矢沢永吉さん出演の新TVCM“愛飲御礼篇”を投入、このキャンペーンとTVCMを全国約4,000店の店頭に設置した液晶ビジョンで放映することで情報発信力を高めていきます。
さらに、当社ビール工場だけでなく、さまざまな企業を訪問してセミナーを実施するなど、実際に「ザ・プレミアム・モルツ」のおいしさを体感いただく品質訴求活動を大幅に拡大します。また、好調なギフトセットは、引き続き積極的なプロモーション活動を図り、ビールギフトセット計で対前年2割増の販売を目指します。
(2)新ジャンル「金麦」
「金麦」は、品質感の訴求をさらに強化します。広告ではご好評いただいている檀れいさんを継続起用し、親しみやすさや癒しの世界観を、また、店頭では同商品が持つ上質感をアピールし、さらなる需要拡大を図っていきます。こうした活動により、好調な動きを加速させ1,250万ケース(対前年105%)の販売を目指します。
(3)新ジャンル「ジョッキ生」
「ジョッキ生」は、2月17日から中味・パッケージを一新し、ブランド価値である“ジョッキのうまさ”をさらに強化します。広告は、「ジョッキ生」の顔である所ジョージさんに加え、新たにタレントの原幹恵さんと川村ゆきえさんを起用し、同ブランドならではの爽快な世界観を訴求します。また、昨年ご好評いただいた「ジョッキ春旨」「同 芳醇」といった限定商品を引き続き提案し、同ブランドのうまさ・楽しさを提供していきます。こうした活動により、「ジョッキ」ブランド計で1,000万ケース(対前年96%)の販売を目指します。
(4)新ジャンル「ザ・ストレート」
新ジャンル市場でのさらなる需要を獲得するために、新ジャンル商品「ザ・ストレート」を4月7日に発売、初年度は600万ケースの販売を目指します。同商品は、原料の一部に濃色麦芽を使用し、仕込時に「ザ・プレミアム・モルツ」で培った、デコクション製法※2を採用することで充実したコクを、さらに当社定番新ジャンル商品では最高となる発酵度により、後味のキレを実現しました。また、アルコール度数は、やや高めの6%に設定し、飲みごたえのある味わいに仕上げています。
※2 デコクション製法:麦汁を高温で煮沸することで、麦芽のうまさを引き出す製法
麦の旨みの「金麦」、スッキリ爽快な「ジョッキ生」に加え、新商品「ザ・ストレート」で、新ジャンル市場での幅広い需要を獲得していきます。
(5)機能系発泡酒「ダイエット〈生〉クリアテイスト」
お客様の健康意識が高まる中、昨年10月に発売した「ダイエット〈生〉クリアテイスト」は、“カロリー50%カット、糖質70%カット、プリン体50%カット”※3の機能と、クリアで雑味のないすっきりとしたおいしさが評価され、男女問わずご好評いただいています。1月6日から『MoMA※4 Design Store グッズプレゼント』キャンペーンを実施するとともに新TVCMを投入するなど、年初からマーケティング活動を強化していきます。こうした活動により、460万ケース(対前年111%)の販売を目指します。
※3 カロリー・糖質は、五訂日本食品標準成分表による。プリン体は、当社発泡酒比。
※4 「MoMA」:20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきた、アメリカ合衆国ニューヨークにある美術館。ニューヨーク近代
美術館(The Museum of Modern Art, New York)の頭文字をとって「MoMA(モマ)」と呼ばれている
2.スピリッツ事業
〈ウイスキー〉
●2008年 振り返り
当社ウイスキーは、市場同様、対前年98%となりました。
(1)「ハイボール」(ウイスキーのソーダ割)をはじめ、飲み方や食との相性提案
(2)「角ハイボール酒場」「Splitz'Aoyama」などウイスキー情報発信店の開発
(3)「山崎」をはじめとした、ウイスキーの付加価値を訴求するセミナー活動
に注力しました。その結果、スタンダードウイスキーの代表である「角瓶」が前年を上回り、特にレギュラーサイズ(700ml)は対前年113%と、ウイスキー市場の活性化に向けた確かな手ごたえを感じる年となりました。「山崎」は、国内では、食業態の飲食店を中心に取扱いが拡大し対前年104%、海外では欧州を中心に伸長し、約8割増となりました。また「響30年」が英国酒類コンペティションISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)において、3年連続4回目の最高賞「トロフィー」受賞という快挙を成し遂げ、サントリーウイスキーの品質が世界でも高く評価されました。
●2009年 方針
ウイスキーのリーディングカンパニーとして、お客様とウイスキーの優良な接点の拡大を事業の中核に据え、ウイスキーの新たな需要創出とウイスキーファンのさらなる獲得を目指します。
(1)「角ハイボール」の訴求による新規ユーザーの拡大
ウイスキーを気軽においしく、また日常の食中酒として楽しめる飲み方としてご支持いただいている「角ハイボール」を中心に、積極的なマーケティングを展開し、新規ユーザーの拡大を目指します。ウイスキーをより身近に、魅力的に体験できるウイスキーモデル店の開拓を図るほか、「角ハイボール」に関連したキャンペーンの実施や、ウイスキーとソーダの組み合わせを店頭で訴求します。
(2)プレミアムウイスキーの付加価値訴求
シングルモルトウイスキー「山崎」「白州」「ザ・マッカラン」や、当社ウイスキーの最高峰「響」、またスコッチを代表するブレンデッドウイスキー「バランタイン」を中心に、ブランドの付加価値を訴求する活動を引き続き展開します。特に、25周年を迎える「山崎」については、様々な販売促進活動や情報発信を強化するとともに、日本を代表するシングルモルトとして、グローバルなマーケティング活動に注力します。
また、2007年より社内認定を始めたウイスキーの伝道師「ウイスキー・アンバサダー」を引き続き育成し、アンバサダーのセミナー活動を通じて、伝統の継承と技術の進化を信念とする当社のウイスキーづくりへのこだわりを訴求します。
〈焼酎〉
●2008年 振り返り
焼酎総市場は、前年並と推定される中、当社焼酎事業は対前年101%となりました。甲乙混和焼酎「むぎのか」「はないも」は、引き続き好調な販売となり、甲乙混和計で対前年4割増と市場を大きく上回りました。また、本格芋焼酎「黒丸」は、積極的な広告投入や飲み方訴求など、お客様との接点を拡大するマーケティング活動を展開したことにより、伸長傾向にあります。甲類焼酎では、韓国焼酎市場が対前年1割減と推定される中、韓国焼酎「鏡月」も市場並の販売となりました。
●2009年 方針
甲乙混和と本格芋焼酎市場に注力したマーケティング戦略を展開します。甲乙混和は、原材料由来の風味とすっきりとした後味とともに、気軽に楽しめる価格がお客様の支持を受け、近年伸長を続けています。当社では、お客様の嗜好にあわせた付加価値のある新商品投入に加え、引き続き「むぎのか」「はないも」の魅力をより多くのお客様へお伝していきます。また、乙類焼酎では、2008年同様本格芋焼酎「黒丸」の品質訴求や積極的な広告展開により、さらなるブランド力の向上を図ります。
〈RTD〉
●2008年 振り返り
低アルコール飲料総市場は、対前年103%と推定される中、当社RTD事業は対前年108%と市場の伸びを上回りました。「−196℃」は、2月に発売した糖類ゼロ※5の「−196℃ ゼロドライ」が、健康意識の高いお客様の支持を得て、ブランド計で1,068万ケース(対前年185%)となりました。また、“カロリー50%オフ※6”の「カロリ。」ブランドも、高まる健康志向を背景に前年を上回る1,233万ケースの販売となり、機能系低アルコール飲料におけるトップブランドのポジションを確固たるものとしました。
※5 「糖類ゼロ」は100ml当たり糖類0.5g未満のものに表示(栄養表示基準による)
※6 当社フルーツチューハイ・カクテル平均値比
●2009年 方針
低アルコール飲料総市場は、対前年102%と推定される中、当社RTD事業は、機能系ブランド「−196℃」糖類ゼロシリーズと「カロリ。」に加え、若い世代の需要拡大を目指した「ほろよい」(リリースNo.10300参照)を新たに投入し、2,860万ケース(対前年107%)の販売を目指します。
(1)機能系2大ブランドの育成
ますます高まるお客様の健康志向を背景に、「−196℃」糖類ゼロシリーズと「カロリ。」に注力し、機能系低アルコール市場における2大ブランドのポジションを確立します。
「−196℃」糖類ゼロシリーズは、「同 ゼロドライ」に加え、アルコール度数8%でしっかりとした飲みごたえの「同 ストロングゼロ〈ダブルレモン〉」(リリースNo.10301参照)を2月3日から発売します。1月20日から発売する「同 こだわり果樹園」シリーズとあわせたブランド計で1,120万ケース(対前年105%)を目指します。
また、「カロリ。」ブランドは、1月6日に発売した「カロリ。〈愛媛伊予柑〉」を始め、「カクテルカロリ。〈フルーツレインボーミックス〉」を2月24日から発売します。今年も新しい提案を継続し、1,260万ケース(対前年102%)の販売を目指します。
(2)新世代チューハイ「ほろよい」発売による需要拡大
20代を中心とする若者をターゲットにした、新世代チューハイ「ほろよい」を3月17日から発売します。近年、若者を中心に、比較的軽めのアルコール度数のお酒や、甘みのあるお酒を好んで飲む傾向が高まっていることがわかっています。こうした嗜好の変化を捉え、果実の甘みがほのかに感じられ、アルコール度数が3%とやさしい飲み心地の“微アルコールチューハイ”を提案し、同世代の需要を開拓していきます。
〈リキュール〉
●2008年 振り返り
リキュール市場は、好調に推移、中でも梅酒市場は若者や女性を中心に支持を得て、対前年約115%と推定されます。当社の梅酒は、3月に発売した低カロリーの「梅酒にしませんか。」をはじめ紙パック商品が特に好調で、対前年6割増と大きく伸長しました。また、11月に新発売した輸入リキュール「ウメシュ ド フランス プルシア」はフランス産のプレミアム梅酒として、ご好評いただきました。
●2009年 方針
伸長を続ける梅酒市場に引き続き注力します。紙パック梅酒のラインナップを強化するほか、「手摘み南高梅の完熟梅酒」を2月17日から発売し、素材やつくりにこだわった“こだわり梅酒”の需要にもお応えしていきます。輸入リキュールは、新たな飲み方・スタイルとしてリキュールをベースとした「ソフトマティーニ」「リキュールモヒート」の提案や、バーテンダーがカクテルの技と創造性を競う「カクテルアワード」を活用した情報発信を強化するほか、「おうちカクテルキャンペーン」などを通じ、カクテルの需要拡大を図ります。
3.ワイン事業
●2008年 振り返り
ワイン総市場が、前年並みと推定される中、当社ワイン事業は市場を上回る対前年102%の販売となりました。国産ワインは、お客様の「安心・安全」に対する意識が高まる中、9月に発売した「有機栽培ぶどうのおいしいワイン。」がご好評いただくなど、堅調に推移しました。また「登美の丘 白 2005」が「チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン」銀賞、「塩尻 信州メルロ2004」が「レ シタデル デュ ヴァン」銀賞を受賞するなど、当社のワインづくりの技術と品質の高さが世界でも高く評価されました。スパークリングワイン(シャンパンは除く)は、「フレシネ」を中心に対前年1割増と伸長し、市場を牽引しました。輸入スティルワインは、継続して広告展開した「トーレス」「バロン ド レスタック」に加え、チリワイン「ビニャ マイポ」、カリフォルニアワイン「カルロ・ロッシ」が好調に推移しました。
●2009年 方針
国産ワインへの関心が高まる中、100周年を迎える登美の丘ワイナリーからの情報発信を積極的に展開し、“ワイナリーブランド”の付加価値訴求を強化します。また有機・無添加ワイン市場においては、「有機栽培ぶどうのおいしいワイン。」の育成に加え、新商品の投入を図ります。輸入スティルワインでは、多様化するお客様のニーズを捉え、「トーレス」「バロン ド レスタック」「ビニャ マイポ」「カルロ・ロッシ」「ガロ・ファミリー・ヴィンヤード」など幅広い価格帯において多彩な価値をもったブランドの訴求を図り、また料理との相性といった楽しみ方の提案を強化します。引き続き伸長が見込まれるスパークリングワインでは、「フレシネ」「チンザノ」を中心にプロモーションの強化やサイズマーケティングを展開し、需要を喚起していきます。
4.中国事業
●2008年 振り返り
中国でのビール事業は、上海を中心にさまざまな価格帯の商品のブランド力や営業部門の強化を進め、新「純生」など三得利ブランドのビールが伸長しました。上海のビール市場が、前年を下回ると推定される中、当社は市場を若干上回りました。
●2009年 方針
上海を中心に、主力商品「清爽」およびプレミアムビール「新鮮直送」「純生」に注力し、効率的なマーケティング投資を行なうことでビール事業の収益力強化を図ります。また、上海をはじめとした各大都市において、伸長著しい「響」「山崎」や「プライムブルー」といったウイスキーのマーケティング活動を強化していきます。
5.海外酒類事業
●2008年 振り返り
海外酒類事業は、メロンリキュール「ミドリ」などが好調なサントリーオースト社、シングルモルトウイスキーが好調なモリソン・ボウモア社、中国向けコニャックの輸出が大きく伸長したルイ・ロワイエ社の業績が好調で、対前年2割増と伸長しました。また6月に業務提携をしたオーストリアのモーツァルト社の業績も堅調に推移しています。
●2009年 方針
モリソン・ボウモア社は、市場が伸長している欧米などの主要市場で、「ボウモア」をはじめとしたシングルモルトウイスキーのマーケティング強化に努めます。サントリーオースト社は、オーストラリア国内でのさらなる成長を図るとともに、東南アジアへの市場拡大を目指します。またルイ・ロワイエ社は、コニャックやリキュールを中心とした高付加価値ブランドビジネスを積極的に展開します。
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10306.html
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2009年 サントリー酒類事業方針
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2009/1/8
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サントリー(株)は、国内外の酒類事業において、高付加価値の商品開発、マーケティング活動を強力に推進してきました。その結果、「ザ・プレミアム・モルツ」「山崎」などの商品がお客様からご支持いただき、ブランド力が大きく向上しました。
2009年4月、当社は純粋持株会社制へ移行します。経済情勢が厳しさを増す中、ますます競合が激化する酒類市場において、よりお客様や市場に密着した、スピーディかつ柔軟な意思決定を実現するとともに、R&D体制をさらに強化し、魅力ある商品を創出していきます。
1.ビール事業
●2008年 振り返り
総市場(ビール・発泡酒・新ジャンル)は、前年を3%程度下回ったと推定される中、ビール市場、発泡酒市場ともに約7%の減少、一方で、新ジャンル市場は対前年約13%増と大きく拡大しました。
当社ビール事業計※1の販売数量は、対前年109%の5,959万ケースと総市場を上回り、大幅に伸長しました。なかでも、マーケティング活動を強力に推進した「ザ・プレミアム・モルツ」が、1,149万ケース(対前年121%)と好調に推移しました。また、「金麦」は、当初計画を大幅に上回り、1,196万ケース(対前年2.3倍)とビッグブランドに成長、「ジョッキ生」などと合わせた新ジャンルは、2,655万ケース(対前年129%)となりました。
※1 ビールテイスト飲料「ファインブリュー」は除く
●2009年 方針
総市場は、2009年も前年を2%程度割り込むと推定されます。当社は、今後も伸長が予測されるプレミアムビール市場および新ジャンル市場において、「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」を軸に積極的なマーケティング活動を実施します。さらに、新ジャンル商品「ザ・ストレート」(リリースNo.10307参照)を4月に発売し、新ジャンル市場でさらなる需要を獲得していきます。これにより、ビール事業計の販売数量は、6,230万ケース(対前年105%)を目指します。
(1)「ザ・プレミアム・モルツ」
「ザ・プレミアム・モルツ」は、“華やかな香り、深いコクと旨み”に高い評価をいただき、ファン層が着実に拡大、2008年
12月まで50ヶ月連続で前年超を記録しました。2009年は、プレミアムビール市場が2,700万ケース規模(対前年106%)と見込まれる中、1,320万ケース(対前年115%)の販売を目指し、同市場での確固たる地位を獲得していきます。
本年は、好調な販売状況や中味品質をテーマとしたマーケティング活動を実施、特に、広告・販促活動と店頭活動との連動をさらに強化していきます。まずは、1月12日から実施する「愛飲御礼キャンペーン」に合わせて、矢沢永吉さん出演の新TVCM“愛飲御礼篇”を投入、このキャンペーンとTVCMを全国約4,000店の店頭に設置した液晶ビジョンで放映することで情報発信力を高めていきます。
さらに、当社ビール工場だけでなく、さまざまな企業を訪問してセミナーを実施するなど、実際に「ザ・プレミアム・モルツ」のおいしさを体感いただく品質訴求活動を大幅に拡大します。また、好調なギフトセットは、引き続き積極的なプロモーション活動を図り、ビールギフトセット計で対前年2割増の販売を目指します。
(2)新ジャンル「金麦」
「金麦」は、品質感の訴求をさらに強化します。広告ではご好評いただいている檀れいさんを継続起用し、親しみやすさや癒しの世界観を、また、店頭では同商品が持つ上質感をアピールし、さらなる需要拡大を図っていきます。こうした活動により、好調な動きを加速させ1,250万ケース(対前年105%)の販売を目指します。
(3)新ジャンル「ジョッキ生」
「ジョッキ生」は、2月17日から中味・パッケージを一新し、ブランド価値である“ジョッキのうまさ”をさらに強化します。広告は、「ジョッキ生」の顔である所ジョージさんに加え、新たにタレントの原幹恵さんと川村ゆきえさんを起用し、同ブランドならではの爽快な世界観を訴求します。また、昨年ご好評いただいた「ジョッキ春旨」「同 芳醇」といった限定商品を引き続き提案し、同ブランドのうまさ・楽しさを提供していきます。こうした活動により、「ジョッキ」ブランド計で1,000万ケース(対前年96%)の販売を目指します。
(4)新ジャンル「ザ・ストレート」
新ジャンル市場でのさらなる需要を獲得するために、新ジャンル商品「ザ・ストレート」を4月7日に発売、初年度は600万ケースの販売を目指します。同商品は、原料の一部に濃色麦芽を使用し、仕込時に「ザ・プレミアム・モルツ」で培った、デコクション製法※2を採用することで充実したコクを、さらに当社定番新ジャンル商品では最高となる発酵度により、後味のキレを実現しました。また、アルコール度数は、やや高めの6%に設定し、飲みごたえのある味わいに仕上げています。
※2 デコクション製法:麦汁を高温で煮沸することで、麦芽のうまさを引き出す製法
麦の旨みの「金麦」、スッキリ爽快な「ジョッキ生」に加え、新商品「ザ・ストレート」で、新ジャンル市場での幅広い需要を獲得していきます。
(5)機能系発泡酒「ダイエット〈生〉クリアテイスト」
お客様の健康意識が高まる中、昨年10月に発売した「ダイエット〈生〉クリアテイスト」は、“カロリー50%カット、糖質70%カット、プリン体50%カット”※3の機能と、クリアで雑味のないすっきりとしたおいしさが評価され、男女問わずご好評いただいています。1月6日から『MoMA※4 Design Store グッズプレゼント』キャンペーンを実施するとともに新TVCMを投入するなど、年初からマーケティング活動を強化していきます。こうした活動により、460万ケース(対前年111%)の販売を目指します。
※3 カロリー・糖質は、五訂日本食品標準成分表による。プリン体は、当社発泡酒比。
※4 「MoMA」:20世紀以降の現代美術の発展と普及に多大な貢献をしてきた、アメリカ合衆国ニューヨークにある美術館。ニューヨーク近代
美術館(The Museum of Modern Art, New York)の頭文字をとって「MoMA(モマ)」と呼ばれている
2.スピリッツ事業
〈ウイスキー〉
●2008年 振り返り
当社ウイスキーは、市場同様、対前年98%となりました。
(1)「ハイボール」(ウイスキーのソーダ割)をはじめ、飲み方や食との相性提案
(2)「角ハイボール酒場」「Splitz'Aoyama」などウイスキー情報発信店の開発
(3)「山崎」をはじめとした、ウイスキーの付加価値を訴求するセミナー活動
に注力しました。その結果、スタンダードウイスキーの代表である「角瓶」が前年を上回り、特にレギュラーサイズ(700ml)は対前年113%と、ウイスキー市場の活性化に向けた確かな手ごたえを感じる年となりました。「山崎」は、国内では、食業態の飲食店を中心に取扱いが拡大し対前年104%、海外では欧州を中心に伸長し、約8割増となりました。また「響30年」が英国酒類コンペティションISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)において、3年連続4回目の最高賞「トロフィー」受賞という快挙を成し遂げ、サントリーウイスキーの品質が世界でも高く評価されました。
●2009年 方針
ウイスキーのリーディングカンパニーとして、お客様とウイスキーの優良な接点の拡大を事業の中核に据え、ウイスキーの新たな需要創出とウイスキーファンのさらなる獲得を目指します。
(1)「角ハイボール」の訴求による新規ユーザーの拡大
ウイスキーを気軽においしく、また日常の食中酒として楽しめる飲み方としてご支持いただいている「角ハイボール」を中心に、積極的なマーケティングを展開し、新規ユーザーの拡大を目指します。ウイスキーをより身近に、魅力的に体験できるウイスキーモデル店の開拓を図るほか、「角ハイボール」に関連したキャンペーンの実施や、ウイスキーとソーダの組み合わせを店頭で訴求します。
(2)プレミアムウイスキーの付加価値訴求
シングルモルトウイスキー「山崎」「白州」「ザ・マッカラン」や、当社ウイスキーの最高峰「響」、またスコッチを代表するブレンデッドウイスキー「バランタイン」を中心に、ブランドの付加価値を訴求する活動を引き続き展開します。特に、25周年を迎える「山崎」については、様々な販売促進活動や情報発信を強化するとともに、日本を代表するシングルモルトとして、グローバルなマーケティング活動に注力します。
また、2007年より社内認定を始めたウイスキーの伝道師「ウイスキー・アンバサダー」を引き続き育成し、アンバサダーのセミナー活動を通じて、伝統の継承と技術の進化を信念とする当社のウイスキーづくりへのこだわりを訴求します。
〈焼酎〉
●2008年 振り返り
焼酎総市場は、前年並と推定される中、当社焼酎事業は対前年101%となりました。甲乙混和焼酎「むぎのか」「はないも」は、引き続き好調な販売となり、甲乙混和計で対前年4割増と市場を大きく上回りました。また、本格芋焼酎「黒丸」は、積極的な広告投入や飲み方訴求など、お客様との接点を拡大するマーケティング活動を展開したことにより、伸長傾向にあります。甲類焼酎では、韓国焼酎市場が対前年1割減と推定される中、韓国焼酎「鏡月」も市場並の販売となりました。
●2009年 方針
甲乙混和と本格芋焼酎市場に注力したマーケティング戦略を展開します。甲乙混和は、原材料由来の風味とすっきりとした後味とともに、気軽に楽しめる価格がお客様の支持を受け、近年伸長を続けています。当社では、お客様の嗜好にあわせた付加価値のある新商品投入に加え、引き続き「むぎのか」「はないも」の魅力をより多くのお客様へお伝していきます。また、乙類焼酎では、2008年同様本格芋焼酎「黒丸」の品質訴求や積極的な広告展開により、さらなるブランド力の向上を図ります。
〈RTD〉
●2008年 振り返り
低アルコール飲料総市場は、対前年103%と推定される中、当社RTD事業は対前年108%と市場の伸びを上回りました。「−196℃」は、2月に発売した糖類ゼロ※5の「−196℃ ゼロドライ」が、健康意識の高いお客様の支持を得て、ブランド計で1,068万ケース(対前年185%)となりました。また、“カロリー50%オフ※6”の「カロリ。」ブランドも、高まる健康志向を背景に前年を上回る1,233万ケースの販売となり、機能系低アルコール飲料におけるトップブランドのポジションを確固たるものとしました。
※5 「糖類ゼロ」は100ml当たり糖類0.5g未満のものに表示(栄養表示基準による)
※6 当社フルーツチューハイ・カクテル平均値比
●2009年 方針
低アルコール飲料総市場は、対前年102%と推定される中、当社RTD事業は、機能系ブランド「−196℃」糖類ゼロシリーズと「カロリ。」に加え、若い世代の需要拡大を目指した「ほろよい」(リリースNo.10300参照)を新たに投入し、2,860万ケース(対前年107%)の販売を目指します。
(1)機能系2大ブランドの育成
ますます高まるお客様の健康志向を背景に、「−196℃」糖類ゼロシリーズと「カロリ。」に注力し、機能系低アルコール市場における2大ブランドのポジションを確立します。
「−196℃」糖類ゼロシリーズは、「同 ゼロドライ」に加え、アルコール度数8%でしっかりとした飲みごたえの「同 ストロングゼロ〈ダブルレモン〉」(リリースNo.10301参照)を2月3日から発売します。1月20日から発売する「同 こだわり果樹園」シリーズとあわせたブランド計で1,120万ケース(対前年105%)を目指します。
また、「カロリ。」ブランドは、1月6日に発売した「カロリ。〈愛媛伊予柑〉」を始め、「カクテルカロリ。〈フルーツレインボーミックス〉」を2月24日から発売します。今年も新しい提案を継続し、1,260万ケース(対前年102%)の販売を目指します。
(2)新世代チューハイ「ほろよい」発売による需要拡大
20代を中心とする若者をターゲットにした、新世代チューハイ「ほろよい」を3月17日から発売します。近年、若者を中心に、比較的軽めのアルコール度数のお酒や、甘みのあるお酒を好んで飲む傾向が高まっていることがわかっています。こうした嗜好の変化を捉え、果実の甘みがほのかに感じられ、アルコール度数が3%とやさしい飲み心地の“微アルコールチューハイ”を提案し、同世代の需要を開拓していきます。
〈リキュール〉
●2008年 振り返り
リキュール市場は、好調に推移、中でも梅酒市場は若者や女性を中心に支持を得て、対前年約115%と推定されます。当社の梅酒は、3月に発売した低カロリーの「梅酒にしませんか。」をはじめ紙パック商品が特に好調で、対前年6割増と大きく伸長しました。また、11月に新発売した輸入リキュール「ウメシュ ド フランス プルシア」はフランス産のプレミアム梅酒として、ご好評いただきました。
●2009年 方針
伸長を続ける梅酒市場に引き続き注力します。紙パック梅酒のラインナップを強化するほか、「手摘み南高梅の完熟梅酒」を2月17日から発売し、素材やつくりにこだわった“こだわり梅酒”の需要にもお応えしていきます。輸入リキュールは、新たな飲み方・スタイルとしてリキュールをベースとした「ソフトマティーニ」「リキュールモヒート」の提案や、バーテンダーがカクテルの技と創造性を競う「カクテルアワード」を活用した情報発信を強化するほか、「おうちカクテルキャンペーン」などを通じ、カクテルの需要拡大を図ります。
3.ワイン事業
●2008年 振り返り
ワイン総市場が、前年並みと推定される中、当社ワイン事業は市場を上回る対前年102%の販売となりました。国産ワインは、お客様の「安心・安全」に対する意識が高まる中、9月に発売した「有機栽培ぶどうのおいしいワイン。」がご好評いただくなど、堅調に推移しました。また「登美の丘 白 2005」が「チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァン」銀賞、「塩尻 信州メルロ2004」が「レ シタデル デュ ヴァン」銀賞を受賞するなど、当社のワインづくりの技術と品質の高さが世界でも高く評価されました。スパークリングワイン(シャンパンは除く)は、「フレシネ」を中心に対前年1割増と伸長し、市場を牽引しました。輸入スティルワインは、継続して広告展開した「トーレス」「バロン ド レスタック」に加え、チリワイン「ビニャ マイポ」、カリフォルニアワイン「カルロ・ロッシ」が好調に推移しました。
●2009年 方針
国産ワインへの関心が高まる中、100周年を迎える登美の丘ワイナリーからの情報発信を積極的に展開し、“ワイナリーブランド”の付加価値訴求を強化します。また有機・無添加ワイン市場においては、「有機栽培ぶどうのおいしいワイン。」の育成に加え、新商品の投入を図ります。輸入スティルワインでは、多様化するお客様のニーズを捉え、「トーレス」「バロン ド レスタック」「ビニャ マイポ」「カルロ・ロッシ」「ガロ・ファミリー・ヴィンヤード」など幅広い価格帯において多彩な価値をもったブランドの訴求を図り、また料理との相性といった楽しみ方の提案を強化します。引き続き伸長が見込まれるスパークリングワインでは、「フレシネ」「チンザノ」を中心にプロモーションの強化やサイズマーケティングを展開し、需要を喚起していきます。
4.中国事業
●2008年 振り返り
中国でのビール事業は、上海を中心にさまざまな価格帯の商品のブランド力や営業部門の強化を進め、新「純生」など三得利ブランドのビールが伸長しました。上海のビール市場が、前年を下回ると推定される中、当社は市場を若干上回りました。
●2009年 方針
上海を中心に、主力商品「清爽」およびプレミアムビール「新鮮直送」「純生」に注力し、効率的なマーケティング投資を行なうことでビール事業の収益力強化を図ります。また、上海をはじめとした各大都市において、伸長著しい「響」「山崎」や「プライムブルー」といったウイスキーのマーケティング活動を強化していきます。
5.海外酒類事業
●2008年 振り返り
海外酒類事業は、メロンリキュール「ミドリ」などが好調なサントリーオースト社、シングルモルトウイスキーが好調なモリソン・ボウモア社、中国向けコニャックの輸出が大きく伸長したルイ・ロワイエ社の業績が好調で、対前年2割増と伸長しました。また6月に業務提携をしたオーストリアのモーツァルト社の業績も堅調に推移しています。
●2009年 方針
モリソン・ボウモア社は、市場が伸長している欧米などの主要市場で、「ボウモア」をはじめとしたシングルモルトウイスキーのマーケティング強化に努めます。サントリーオースト社は、オーストラリア国内でのさらなる成長を図るとともに、東南アジアへの市場拡大を目指します。またルイ・ロワイエ社は、コニャックやリキュールを中心とした高付加価値ブランドビジネスを積極的に展開します。
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10306.html
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サントリーのアラキドン酸が
欧州連合の安全性管理機関である
欧州委員会(EC)から「Novel Food」として認可
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(
2008/12/12
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― 乳児の脳・神経機能の発達における
アラキドン酸の有用性および安全性を高く評価 ―
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サントリー(株)は、発酵技術を用いて製造しているアラキドン酸(アラキドン酸高含有油脂)※1に関して、欧州連合(EU)の安全性管理機関である欧州委員会(EC)※2から「Novel Food」※3としての認可を12月12日(金)に受けました。
「Novel Food」は、欧州連合(EU)が1997年に制定した制度で、食品添加物を除く、新規の食品および食品成分(新規の製造方法も含む)に対し、その安全性を評価・承認する制度です。今回の認可は、乳児の脳・神経機能の発達におけるアラキドン酸の有用性および安全性が高く評価されたことによります。
当社のアラキドン酸は、すでに米国やカナダにおいて、乳児用調整粉乳(ベビーミルク)への使用について、「一般的に安全と認められる食品・食品添加物」として承認されています※4。さらに、昨年7月に開催されたCODEX※5(国連の合同食品規格委員会)総会では、ベビーミルクの規格において「DHAを配合する場合、同量以上のARA(アラキドン酸)の配合を推奨する」ことが合意され、国際的にもその有用性が認められています。
今回、欧州での「Novel Food」認可により、当社のアラキドン酸は、アメリカ、カナダに欧州を加え、今後世界規模でますます注目を集めていくものと考えています。
※1 アラキドン酸とは
アラキドン酸はDHA(ドコサヘキサエン酸)と同様に、脳・肝臓・皮膚などの身体のあらゆる組織を構成する主要な多価不飽和脂肪酸のひとつです。食品中には肉、卵、魚などに多く含まれており、食事から摂取する必要がある『必須脂肪酸』のひとつとして知られています。アラキドン酸はDHAと同様に母乳にも含まれており、乳幼児の成長、発育には欠かせない栄養素であることが明らかにされていますが、最近、このアラキドン酸が高齢者の脳の働き(認知能力)にも重要な役割を果たすことが明らかにされ、乳幼児だけではなく高齢者にとっての脳の栄養素として注目されています。
サントリーは、京都大学との共同研究により、1985年にアラキドン酸を生産する微生物(アルピナ菌)を発見し、その後、発酵技術を用いてアラキドン酸を高濃度含有する食用油脂の製造に成功しました。その結果、動物やヒトが効率よくアラキドン酸を摂取することが可能となり、従来知られていなかったアラキドン酸の様々な効能が明らかになっています。
※2 欧州委員会(EC)とは
EC(European Commission、欧州委員会)は、EUにおいて、法案の提案・発議と行政執行を行なう機関で、日本の政府にあたります。欧州委員会は、官僚機関である24の総局(Directive General, DG)からなり、総局は日本の省にあたります。今回のNovel Foodの認可は、欧州委員会(EC)の政策部門の総局の1つであるDG SANCO(The Health and Consumer Protection Directorate General、保健・消費者保護総局)によるもので、DG SANGOは加盟国民の健康と消費者保護の役割を担います。
※3 「Novel Food」とは
Novel Food制度はEUが1997年に制定したもので、制定以来、2008年3月までに91件の申請がなされています。91件の申請のうち、認可が下りたのは28件です。それ以外は、申請取り下げや現在でも申請過程にあります。認可を取得している主な企業は、ユニリーバ社、ダノン社、モンサント社など。日本企業では、2001年に林原が取得して以来になります。なお、今回の「Novel Food」の認可の過程で、アラキドン酸は、欧州の安全性評価機関であるEFSA(European Food Safety Authority)の審査も通過しています。
※4 米国、カナダにおける承認
当社のアラキドン酸は、米国においては2006年に「GRAS」を取得し、カナダにおいては2003年に「Novel Food」認可を取得しています。「GRAS」とは、Generally Recognized as Safe(一般に安全と認められる物質)の略称。食品加工に使用する物質について1985年に米国のFDA(食品医薬品局)が定めた制度。カナダにおける「Novel Food」とは、1999年に新規食品及び原材料の安全性を確保するために導入された制度で、Health Canada(カナダ厚生省)が認可します。
※5 CODEXとは
1962年にFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって合同で設立された国際政府間組織。一般原則や食品表示、生鮮果実・野菜、魚類・水産製品など、テーマごとに部会が設置されており、様々な国際食品規格の策定を行っています。乳児用調整粉乳の規格は、栄養・特殊用途食品部会(CCNFSDU)で策定されます。
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10299.html
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日本独自のミズナラ樽がもつ香り成分の一部を解明
国際蒸溜酒会議で発表
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(
2008/9/24
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サントリー(株)と(※1)ICBD(The International Centre for Brewing and Distilling)、(※2)SWRI(The Scotch Whisky Research Institute)は、ミズナラ樽で熟成されたウイスキーが持つ特有の香り成分の一部を解明し、Worldwide Distilled Spirits Conference 2008(国際蒸溜酒会議2008年9月8日〜10日 開催地:イギリス)において発表しました。
今回の発表骨子は以下の通りです。
<発表演題>
共同研究
「樽材種のウイスキー熟成香に与える影響〜ミズナラ樽によって付与される特有香の同定〜」
(The Influence of Wood Species of Cask on Matured Whisky Aroma−The Identification of a Unique Character Imparted by Casks of Japanese Oak−)
発表者:サントリー(株)野口 雄志
<研究の背景>
ウイスキーは、様々な個性を持った数多くの原酒をブレンドすることにより、味わいに深みが増し、香りの幅が広がります。このため当社は、ウイスキー原酒をそれぞれ異なる香味を持った原酒につくり分ける技術開発を行い、世界でも類をみないほど多彩なウイスキー原酒を有しています。
ウイスキーは、通常オーク(楢)の木でつくられた樽に詰められ、数年〜数十年熟成します。樽の材質として、ホワイトオーク、ヨーロピアンオークなど、欧米産のオークが多く使われていますが、当社はこれらの樽材に加えて、日本に生息するミズナラ(英語名ジャパニーズオーク)を用いています。このミズナラの樽で熟成させたウイスキーは、年数が20年を超えると、独特の香りを持つと言われています。この香味は、伽羅香、またビャクダンを想わせるオリエンタルな香りのほか、近年ではココナッツ様の香りとも表現されており、海外のブレンダーや鑑定家からも一目置かれ、高い評価を得ています。そこで、本研究ではこのミズナラ樽熟成のウイスキーの香りのうち、ココナッツ様の香りに着目し、その成分の解明を目指しました。
<研究の概要>
ミズナラ樽、ホワイトホーク樽熟成ウイスキーのココナッツ様の香りの強さを比較しました。その結果、ミズナラ樽熟成ウイスキーのほうが、ココナッツ様の香りが強く感じられることが明らかになりました。(図1)
(※図1は関連資料参照)
さらに、成分分析を行い、樽材から溶け出しココナッツ様の香りを持つことで知られているウイスキーラクトンの量、およびこのウイスキーラクトンのシス体とトランス体という二つのタイプの量をそれぞれ測定したところ、欧米産のオーク樽(ホワイトオーク・ヨーロピアンオーク)で熟成されたウイスキーではシス体の割合が高く、逆にミズナラ樽で熟成させたウイスキーではトランス体の割合が高いという結果が得られました。(図2)
(※図2は関連資料参照)
シス体とトランス体は、どちらもココナッツ様の香りを持っていますが、一般的には、シス体のほうが香りが強く、その香りの強さはトランス体の約10倍と報告されています。
そこで、なぜ、トランス体を多く含むミズナラ樽熟成ウイスキーのほうが強いココナッツ様の香りを示すのか、添加試験※3により調べたところ、トランス体そのものの香りは弱いものの、ウイスキーに含まれる成分と相互に作用することで、単体で存在するよりも香りの総量が大きくなり、強いココナッツ様の香りを示すことが分かりました。
これらの結果から、ミズナラ樽熟成ウイスキーはウイスキーラクトンのトランス体を多く含むことにより、強いココナッツ様の香りを示していることが明らかになりました。
<結論>
ミズナラ樽熟成ウイスキーの主要な香りの一つであるココナッツ様の香りは、樽材から熟成中に溶け出すウイスキーラクトンのうち、シス体とトランス体のバランスに因るものであるということが分かりました。当社は、今回の結果を今後の樽材選別・調達に活用するとともに、製樽条件や貯蔵環境の因果関係を詳細に調査研究し、さらなる多彩な原酒づくりを目指します。
(※1) ICBD(The International Centre for Brewing and Distilling)はスコットランドのHeriot−Watt大学にある醸造・蒸溜研究所で1988年に設立。ビールやウイスキーを中心とした研究に加えて、醸造技師、蒸溜技師などのコースもあり、酒類業界への教育的役割を担っています。
(※2) SWRI(The Scotch Whisky Research Institute)とはスコッチウイスキー業界で唯一の研究所で、製品の安全性や製造技術に関する研究を行っています。多くのウイスキー会社と提携して情報交流を行っており、業界の中心的研究所として位置づけられています。
※3 シス体、トランス体それぞれ1ppmを、20%エタノール水溶液または、ウイスキーへ添加し、13〜15人のパネル検査による官能評価。
▼Worldwide Distilled Spirits Conference(国際蒸溜酒会議)について
国際蒸溜酒会議は、英国ビール醸造学会(I.O.B)スコットランド分科会において4年に一度開催されていたウイスキーの国際会議であるアヴィモア会議(Aviemore Conference)が前身で、2002年から全世界の蒸溜酒を対象とした会議として新たに設立されました。
ウイスキーをはじめラム、ジン、ウオツカ、テキーラ、焼酎など蒸溜酒の生産者、技術者および学術研究者による研究発表の場として3年に1回開催されています。
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サントリー健康科学研究所が『必須脂肪酸と健康』に関する新しい知見を発表
国際学会『ISSFAL 2008』で発表
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(
2008/7/8
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サントリー(株)健康科学研究所(所長:木曽良信、大阪府三島郡島本町)は、アラキドン酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの必須脂肪酸の栄養と機能について、その研究成果を5月17日〜22日に米国ミズーリ州カンザス市で開催された『ISSFAL(国際脂肪酸・脂質研究学会)2008』にて発表しました。
主な発表演題と発表者は以下の通りです。
▼発表演題
“EFFECTS OF ARACHIDONATE−ENRICHED TRIACYLGLYCEROL
SUPPLEMENTATION ON SERUM FATTY ACIDS AND PLATELET
AGGREGATION IN HEALTHY MALE SUBJECTS.”
“健常男性に対するアラキドン酸高濃度含有油脂の血清中脂肪酸量と血小板凝集能への影響”
発表者: サントリー(株)健康科学研究所 木曽良信
<研究の背景>
加齢にともなう脳の働きの低下には、脳内のアラキドン酸やDHAの減少が関連すると言われています。当社は、高齢者がアラキドン酸やDHAを摂取することにより、その働き(認知能力)が改善することをこれまでの研究により確認し、さらにアラキドン酸が脳の神経細胞の膜の流動性の向上や神経細胞の増殖(神経新生)効果に関与していることについても論文や学会などで報告しています。
本研究においては、アラキドン酸を日常の食事から摂取する量に加えてサプリメントで十分な量を追加摂取した際の影響を調べるため、魚の摂取量の多い日本人を対象に試験を実施しました。
<試験方法>
健康な日本人男性24名(26〜60歳)を2群にわけ、それぞれに、アラキドン酸838mgを含む油脂2gの入ったサプリメント(アラキドン酸摂取群)、あるいは、同量のオリーブオイルの入ったサプリメント(対照群)を4週間毎日摂取していただき、比較検討しました。日常の食事から摂取したアラキドン酸量を調査し、摂取期間4週間および摂取終了後4週間の計8週間にわたり、血清リン脂質中の脂肪酸組成、身体所見(体重や血圧など)、血液中の各種生化学マーカー(脂質・糖質関連、肝機能関連、血液凝固系および血小板凝集能)を測定しました。
<結果>
今回の被験者が日常の食事から摂取したアラキドン酸量は、アラキドン酸摂取群および対照群でそれぞれ、175mg/日、179mg/日とほとんど変わりませんでした。血清リン脂質中のアラキドン酸組成は摂取前に9.6%だったものが、摂取2週間後には13.7%に増加し、摂取4週間後も持続しました。しかし、摂取終了4週間後にはアラキドン酸サプリメント摂取前と同じレベルに戻りました(図1)。一方、血清リン脂質中のDHA組成やEPA(エイコサペンタエン酸)組成には変化が見られませんでした(図2、図3)。また、身体所見や血液中の各種生化学マーカーには有意な変化は見られませんでした。
<考察>
アラキドン酸を食事に加えてサプリメントとして摂取することによって、体内のアラキドン酸量は増加すること、その量は身体の中で一定レベルにコントロールされていること、そして摂取をやめれば摂取前と同じレベルに戻ることを確認しました。一方、体内のDHA量やEPA量はアラキドン酸のサプリメントでの追加摂取による変動が見られなかったことから、体内のアラキドン酸量の増加による、DHA量やEPA量への影響はほとんどないものと考えられました。同時に、身体所見や血液中の各種生化学的マーカーにも有意な変化がまったく見られず、すべての被験者において体調の変化も見られなかったことから、食事から摂取する量のおよそ4〜5倍量のアラキドン酸を摂っても問題ないことがあらためて確認されました。
サントリー健康科学研究所は、アラキドン酸が神経幹細胞の増殖に関与することも東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授との共同研究によって確認し、本学会「ISSFAL 2008」にて発表しています。当社は今後も「必須脂肪酸」と健康に注目して、その栄養と機能について研究を進めていきます。
▼『ISSFAL 2008』について
ISSFAL(International Society for the Study of Fatty Acids and Lipids、国際脂肪酸・脂質研究学会)は、1991年に設立され、現在の会員は世界40ヵ国以上、500名以上に上ります。科学者、医師、教育者などで構成され、脂質の栄養や機能(健康効果)に関する世界で最も大きな学会です。『ISSFAL 2008』は、「International congress on essential fatty acids and eicosanoids」と「PUFA in maternal and infant health science meetings」との必須脂肪酸や脂質に関する3学会合同で開催されました。
▼「アラキドン酸」とは
アラキドン酸はDHA(ドコサヘキサエン酸)と同様に、脳・肝臓・皮膚などの身体のあらゆる組織を構成する主要な多価不飽和脂肪酸のひとつです。食品中には肉、卵、魚などに多く含まれており、食事から摂取する必要がある『必須脂肪酸』のひとつとして知られています。アラキドン酸はDHAと同様に母乳にも含まれており、乳幼児の成長、発育には欠かせない栄養素であることが明らかにされていますが、最近、このアラキドン酸が高齢者の脳の働き(認知能力)にも重要な役割を果たすことが明らかにされ、乳幼児だけではなく高齢者にとっての脳の栄養素として注目されています。
▼サントリーとアラキドン酸について
サントリー(株)は京都大学との共同研究により、1985年にアラキドン酸を生産する微生物(アルピナ菌)を発見し、その後、発酵技術を用いてアラキドン酸を高濃度含有する食用油脂の製造に成功しました。その結果、動物やヒトが効率よくアラキドン酸を摂取することが可能となり、従来知られていなかったアラキドン酸の様々な効能が明らかになっています。
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10162.html
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アラキドン酸(ARA)が脳の器官・海馬の神経細胞増殖に関与している事を確認
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2007/9/12
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サントリー健康科学研究所は、東北大学大学院医学系研究科 大隅典子教授との共同研究により、生後間も無いラットにアラキドン酸(ARA)を摂取させることによって、脳の器官・海馬の神経細胞が増殖すること(神経新生)を明らかにした。
必須脂肪酸であるアラキドン酸(ARA)とドコサヘキサエン酸(DHA)は、脳を構成する重要な栄養素。これらの必須脂肪酸が脳の機能に重要な働きを果たしている。
神経細胞の増殖(神経新生)の程度を調べた結果、対照飼料摂取群と比較すると、DHA飼料摂取群は神経新生細胞が約1.1倍に増加するのに対し、ARA飼料摂取群は約1.3倍と有意に増加することがわかった(p<0.05)。なお、海馬リン脂質中の脂肪酸分析の結果、ARAの量が、対照飼料摂取群(1.48±0.11μg/mg組織)に対してARA飼料摂取群(1.95±0.12μg/mg組織)の方が有意に増加していることが確認された。
この結果より、母乳もしくは食事から摂取しているARAなどの必須脂肪酸が体内に吸収され、その後、脳に移行し、その脳の構成成分に影響を及ぼしていることが明らかになった。生後間も無い幼若ラットがARAを摂取することによって顕著な神経細胞の増殖(神経新生)が起こることを確認したもの。
多くの神経細胞は誕生前の胎生期に形成されるが、海馬などの脳の一部では神経幹細胞が存在し、成人後も神経細胞の増殖、すなわち神経新生が起こっている。なお、ARAとDHAは赤ちゃんの脳を育む上で重要であることは、これまで数多くの研究報告からも裏付けられており、すでに世界中でARAとDHAが配合されたベビーミルクが販売されている。
「アラキドン酸」(ARA)とは、DHAと同様にからだの中のあらゆる組織を構成する主要な多価不飽和脂肪酸の一種。食事から摂取する必要がある「必須脂肪酸」の一つ。近年、高齢者の脳の働きに重要な働きを果たすことが明らかにされ、脳の栄養素の一つとして注目されている。
神経幹細胞とは、分裂して自己を複製し、その存在を維持しつつ、神経細胞やその他の脳を構成する多様な細胞へ分化する能力を備えた細胞。
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「ペットヘルス ARA+DHA」新発売
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2007/7/17
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サントリーと動物用医薬品の専門企業である共立製薬は、動物用栄養補助食品「ペットヘルス ARA+DHA」を共同開発し、8月6日(月)から共立製薬(株)を通じて、動物病院(獣医師ルート)で販売を開始する。
「ペットヘルス ARA+DHA」は、動物での有用性を確認し、「ARA(アラキドン酸)」と「DHA(ドコサヘキサエン酸)」を1:1のバランスで配合した。さらに海のカロテノイド"アスタキサンチン"を加えた動物用栄養補助食品です。「ARA」と「DHA」のダブルパワーで高齢犬の健康維持におすすめである。 「ARA(アラキドン酸)」は、ヒトや動物のからだに含まれる不足しがちな必須脂肪酸で、肉類(とくにレバー)や鶏卵等に含まれている。サントリー健康科学研究所は、この健康維持に欠かせない「ARA(アラキドン酸)」の研究を長年にわたって続けてきた。
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カクタスエキス配合の栄養炭酸飲料「カクタスX」を発売
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2007/5/22
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サントリー(株)は、「カクタスX」を6月19日(火)から全国で新発売する。
「カクタスX」は、健康素材として注目されているカクタスエキスを配合した、ストレス社会で働く現代人の元気をサポートする栄養炭酸飲料。カクタスエキス1000mgのほか、アルギニン、ビタミンB1、ビタミンB6、ローヤルゼリーを配合した機能感ある中味は、適度な炭酸と甘さのバランスのとれた味わいである。
▼商品名、容量、希望小売価格(消費税別)および梱包 「サントリー カクタスX」 330ml瓶 150円 24本
▼発売期日 2007年6月19日(火)
▼発売地域 全 国
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ウイスキーのメラニン生成抑制活性の作用メカニズムを研究
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2007/3/30
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サントリー(株)と(株)コーセー研究所は、(財)岐阜県国際バイオ研究所との共同研究により、ウイスキー中の成分がもつメラニン生成抑制活性の作用メカニズムに関する研究成果を、日本薬学会第127年会(2007年3月27日〜30日・富山市)にて3月30日に共同発表した。
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ゴマペプチドの血圧降下作用および有効摂取量と安全性について確認
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(
2007/3/30
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サントリー(株)健康科学研究所は、ゴマペプチドの血圧降下作用およびその有効摂取量と安全性について確認する目的で、正常高値血圧者、軽症高血圧者および正常血圧者を対象とした試験を実施し、その成果を第32回日本脳卒中学会総会(2007年3月22〜23日・福岡)で発表した。
今回の発表骨子は以下のとおり。
▼発表演題
「ゴマ蛋白由来ペプチドを配合した茶飲料摂取による血圧降下作用」
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植物性乳酸菌S−PT84株による胡麻・大豆・昆布発酵物の摂取で、
免疫機能の活性化、ウイルス感染に対する抵抗性を高める
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2007/3/27
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サントリー(株)健康科学研究所は、植物性乳酸菌S−PT84株による胡麻・大豆・昆布発酵物(胡豆昆(ごずこん)発酵物)の摂取により免疫機能を活性化し、ウイルス感染に対する抵抗性を高めることを見出し、2007年日本農芸化学会(2007年3月24−27日)にて発表した。
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サントリー武蔵野ビール工場新仕込設備 竣工
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(
2007/3/12
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サントリー武蔵野ビール工場は、仕込設備を全面刷新し、3月12日(月)に竣工する。
今回竣工する新仕込設備は、ビール事業のさらなる商品開発力強化と品質向上を目指して、全面刷新するもの。最新鋭の設備を導入することで、将来を見据えたフレキシブルで多様な商品開発を実現するとともに、商品開発から本生産開始までの期間を短縮できるようにするなど、市場ニーズにより迅速に対応できる生産体制を構築している。また、環境にも配慮した生産技術を導入することで、二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に低減していく。
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水質浄化植物の開発に成功
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2007/1/25
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サントリー先進コア技術研究所は、フロリジン社と共同で、バイオテクノロジーを用いて、従来の植物よりもリンを高濃度に蓄積する"水質浄化植物"の開発に成功した。今後は、近年問題となっている河川や湖沼の汚染に対する新たな浄化方法として利用すべく、実用化へ向けた検討を進めていく。
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植物性乳酸菌「S−PT84」のウイルス感染に対する抵抗性向上作用を確認
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2006/12/15
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サントリー(株)健康科学研究所は、植物性乳酸菌S−PT84株に、免疫機能を活性化し、ウイルス感染に対して早く、強く抵抗性を向上させる作用を見出したので、第36回日本免疫学会総会・学術集会(2006年12月11−13日)にて発表した。
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脳機能の若返りに神経細胞膜の流動性関与を確認
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2006/8/8
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サントリー(株)健康科学研究所は、東海大学大学院開発工学部生物工学研究科(榊原学教授)との共同研究により、老化によって海馬神経細胞膜の流動性が低下する現象を確認。同時に、老齢動物がアラキドン酸(ARA)を摂取することによって神経細胞膜の流動性が維持されることを明らかにした。
【研究の背景】
必須脂肪酸であるARAとドコサヘキサエン酸(DHA)は、加齢とともに脳内の海馬に含まれるARAおよびDHAの量はともに減少することが報告されている。しかし老齢動物(ラット)にARAを摂取させる事により、脳内のARAの量が若齡動物(ラット)と同程度に維持できる事と、老化に伴う脳機能の低下も起こりにくい事を既に報告している。
また、60歳以上の健常高年者がARAを摂取することにより、認知能力(情報処理能力、集中力)が改善され、脳機能が5〜10歳若返ることも既に発表している(日本栄養・食糧学会シンポジウム・2003年5月)。
さらに昨年7月に開催された第28回日本神経科学大会では、もの忘れを訴える60歳以上の健常高年者がARAとDHAを含有する油脂を摂取する事により、記憶力(即時記憶)と集中力が改善する事を発表した。
今回、このように高次脳機能が改善されるメカニズムを解析するため、FRAP実験により、記憶を司るといわれる海馬神経細胞膜の流動性がARAを摂取することでどのように変化するか、その効果を検討したもの。
サントリーとARAについて
サントリー(株)は京都大学との共同研究により、1985年にARAを生産する微生物(アルピナ菌)を発見。その後、発酵技術を用いてARAを高濃度含有する食用油脂の製造に成功した。その結果、動物やヒトが効率よくARAを摂取することが可能となり、従来知られていなかったARAの様々な効能が明らかになっている。
http://www.suntory.co.jp/
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黄色色素オーロンの合成および黄色い花の作製
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2006/7/11
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サントリーは、東北大学大学院工学研究科と共同で、バイオテクノロジーによる黄色の花の開発に成功した。今後、従来黄色の品種がないゼラニウム、セントポーリアなどに黄色の花を咲かせる可能性が開かれた。
黄色の花の色素には、キンギョソウやダリアに含まれる水に溶けるフラボノイド色素の一種であるオーロンと呼ばれるものと、トマトやチューリップなどの花に含まれるカロテノイドと呼ばれる水に溶けない色素がある。
サントリーと東北大学は、鮮やかな黄色を呈するキンギョソウのオーロンという色素の合成経路の解明に取り組んできた。1998年には、オーロンを合成する酵素(AS)の遺伝子をキンギョソウから取り出した。さらに研究を進めた結果、オーロンが細胞内で合成されるためには別の酵素(カルコン配糖化酵素)の遺伝子が必要であることを明らかにし、その遺伝子をキンギョソウから取り出すことに成功。このキンギョソウから取り出した両方の遺伝子を青いトレニアに導入し、かつ青い色素ができる経路を止めることで、黄色のトレニアを咲かせることに成功したもの。
現在まで遺伝子組換えで黄色色素オーロンを合成して黄色い花が誕生した報告はなく、今回の報告が画期的であることから、米国科学アカデミー紀要オンライン版に2006年7月10日に掲載された。
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セサミンの研究成果について国際動脈硬化学会で発表
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(
2006/6/27
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サントリー健康科学研究所とお茶の水女子大学・藤原葉子助教授のグループは、セサミンの肥満モデル動物に対する作用について共同研究を進め、新たにセサミンの血糖値低下作用について確認した。
<研究の背景>
セサミンはこれまでに脂肪のβ酸化(脂肪の燃焼)亢進作用や、脂肪酸の合成抑制による肝臓や血中の中性脂肪(TG)の低下作用があることが明らかにされている。しかし、糖尿病や血糖値に対する作用は知られていなかった。そこで、肥満と糖尿病の研究用モデル動物として知られているZucker fatty rat(ズッカーファッティーラット)を用いて、セサミンによる血糖値の上昇と脂肪蓄積への影響を調べた。
Zucker fatty rat:
食欲を抑制する作用をもつホルモン(レプチン)の受容体を遺伝的に欠損したラットで、食欲に抑制が効かず、過食により高度な肥満を呈し、早期に糖尿病を発症するモデル動物。近年は、メタボリックシンドロームのモデル動物としても利用されている。
<実験方法>
5週齢の雄性Zucker fatty ratを以下の4群に分け、それぞれの調製飼料を自由に摂取させた。3週間後に一晩絶食下で糖負荷試験を実施し、血糖値の変化を測定。さらに1週間飼育した後、各種臓器を摘出し、各種生化学的マーカーの変動について評価した。
( I )正常食摂取群
( II )高脂肪食摂取群
(III)高脂肪食+セサミン(0.2g/kg diet)摂取群
(IV)高脂肪食+セサミン(0.5g/kg diet)摂取群
糖負荷試験:
糖尿病の診断方法のひとつ。糖尿病が疑われる患者に対し、短時間に一定量のブドウ糖水溶液を飲ませ、一定時間経過後の血糖値から糖尿病かどうかを判断する評価方法。
<結果>
正常食摂取群( I )と比較して、高脂肪食摂取群( II )は、空腹時、糖負荷試験時ともに血糖値が顕著に高い値を示した。一方、セサミン摂取群(III)(IV)は、高脂肪食摂取群( II )と比較して、空腹時の血糖値のみならず、糖負荷試験時の血糖値の上昇も有意に抑制していることが明らかとなった。
正常食摂取群( I )と比較して、高脂肪食摂取群( II )は、腎周囲脂肪の重量増加や肝臓中の中性脂肪の蓄積が認められました。一方、セサミン摂取群(III)(IV)では、高脂肪食摂取群( II )と比較して腎周囲脂肪の重量増加や肝臓中の中性脂肪の蓄積を抑制する傾向が認められました。
<結論>
以上の結果より、セサミンは、肥満と糖尿病のモデル動物であるZucker fatty ratの血糖値の上昇と脂肪蓄積を抑制することが明らかとなった。このことから、セサミンの継続摂取が、メタボリックシンドロームの予防や進行の抑制に有効である可能性が示唆された。
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ウーロン茶重合ポリフェノールの抗肥満作用を発表
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2006/5/22
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サントリー(株)健康科学研究所は、ウーロン茶の健康効能に着目し研究を続けてきたが、この度、ウーロン茶重合ポリフェノールに抗肥満作用があることを明らかにした。
サントリー(株)健康科学研究所では、国内外の研究機関と共同して、ウーロン茶に関する研究を長年重ねてきた。特に近年はウーロン茶重合ポリフェノールに着目し、試験管内でのリパーゼ活性阻害作用、ラット腸管からの脂肪吸収抑制作用、およびヒトでの高脂肪食負荷後の血清中性脂肪上昇抑制作用などを明らかにしてきた。
今回の研究では、ウーロン茶の抗肥満作用の有効成分を検討する目的で、ウーロン茶重合ポリフェノールの抗肥満作用について検証。
マウスを以下の4群に分け12週間飼育し、体重、脂肪重量を比較した。
(1)普通食摂取
(2)高脂肪・高ショ糖食摂取
(3)高脂肪・高ショ糖食+0.1%ウーロン茶重合ポリフェノール摂取
(4)高脂肪・高ショ糖食+0.5%ウーロン茶重合ポリフェノール摂取
その結果、高脂肪・高ショ糖食を与えたマウスは、普通食のマウスに比べて、体重・脂肪量が有意に増加し、明らかな肥満を呈した。一方、高脂肪・高ショ糖食にウーロン茶重合ポリフェノールを添加した飼料を与えたマウスでは、体重・脂肪量の増加が用量依存的に抑制された)。
また、ウーロン茶重合ポリフェノールを与えたマウスでは、糞便中の中性脂肪量が大きく増加した。
これらから、ウーロン茶重合ポリフェノールには抗肥満作用があることが明らかになった。また、糞便中中性脂肪量増加作用が確認されたことから、ウーロン茶重合ポリフェノールの抗肥満作用のメカニズムとして、リパーゼ阻害による脂肪吸収抑制が関与している可能性が考えられる。
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脂質栄養の新しい知見を発表
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(
2006/5/22
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サントリー(株)健康科学研究所は、『必須脂肪酸と健康』に注目し、その栄養と機能について研究を進めている。このたび、女子栄養大学(川端輝江 助教授)との共同研究により、脂質栄養に関する新しい知見を得た。
必須脂肪酸は、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)など魚に含まれる健康成分として以前から知られるが、近年、肉、卵、そして魚に含まれる必須脂肪酸、アラキドン酸にもブレインヘルスという観点で顕著な健康機能があることが明らかになりつつある。
年齢の異なる2つの集団(若年女性、高年男性)を対象に必須脂肪酸の「体内レベル」を赤血球膜リン脂質の脂肪酸組成を分析し、比較するとともに、食事調査を実施し、重要な栄養素である必須脂肪酸を日常の食生活でどの程度摂取しているのか調べた。
食事調査の結果より、若年女性よりも高年男性の方が摂取カロリーが高く(p<0.001)、なかでもたんぱく質、脂質の摂取量が多いことが明らかになった(各p<0.001, p<0.05)。また、脂肪酸の中では、アラキドン酸、DHA、EPAなどの多価不飽和脂肪酸は、いずれも若年女性よりも高年男性の方が有意に多く摂取していることが明らかとなった(いずれもp<0.001)。
一方、赤血球膜リン脂質中のDHA組成は若年女性と高年男性との間に有意な差はなく、アラキドン酸にいたってはむしろ高年男性の方が有意に少なくなっていることが確認された。
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カロリー調整食品の減量効果に関する有効性および安全性について発表
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2006/5/22
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サントリー(株)健康科学研究所は、カロリー調整食品の継続摂取により、体重、体脂肪、腹部周囲径などの減少効果ならびに脂肪燃焼促進効果が得られることを、京都大学大学院 人間・環境学研究科(森谷敏夫教授)との共同研究で見出した。
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ウイスキー成分が糖尿病の発症の予防する効果を証明
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2006/5/22
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サントリー(株)は、京都府立医科大学との共同研究により、ウイスキー成分が糖尿病の発症を抑制する効果をもつことを動物実験により明らかにした。
ウイスキーは、オーク材でつくられた樽の中で長期間熟成させることで、芳香とまろやかさをもち、深い琥珀色へと生まれ変わる。この「樽熟成」の間に、樽から浸出したオーク材成分は複雑な反応を重ね、ポリフェノール類をはじめとする多様な成分を生み出すことが知られている。サントリーではそれらの成分の健康増進に関わる生理活性について研究を続け、これまでに、樽材由来の抗酸化性ポリフェノールとしてリオニレシノールの単離と構造決定に成功している。
今回は、糖尿病の発症に対して、ウイスキーに含まれる抗酸化成分が予防効果を示すかどうかを動物実験で調べた。
ウイスキーに含まれる抗酸化成分の摂取による血糖値への影響を調べるため、ラットを以下3群に分け血糖値を比較した。
[1]正常ラット
[2]コントロール群(糖尿病ラット・通常飼料を摂取)
[3]ウイスキー成分摂取群(糖尿病ラット・ウイスキーコンジェナーを0.02%混入した飼料を摂取)
なお、糖尿病ラットとは、ラットにストレプトゾトシン(STZ)という薬剤を投与し、実験的に軽度の高血糖状態にした糖尿病のモデル動物のこと。また、ウイスキーコンジェナーとは、ウイスキーからエタノールなどの揮発成分を除いたもので、樽材由来の抗酸化性ポリフェノール・リオニレシノールなどを含む。
実験の結果、正常ラットと比較して、コントロール群の空腹時血糖値は304mg/dLと上昇したのに対し、ウイスキー成分摂取群では158mg/dL(対コントロール群比52%)と低い値を示した。
<実験2>ウイスキー成分の摂取がインスリン分泌機能を保持する効果
血糖値の上昇は、膵臓のインスリン分泌機能低下が主な原因の一つとされる。そこで、ウイスキーに含まれる抗酸化成分の摂取によるインスリン分泌量への影響を調べるため、実験1で使ったラットに体重1kg当たり2gのブドウ糖を経口投与し、血中インスリン濃度の経時的変化を比較した。
実験の結果、コントロール群に比べて、ウイスキー成分摂取群では、30分後の血中インスリン濃度が76%上昇した。
<実験3>ウイスキー成分の摂取が血中過酸化脂質濃度を減らす効果
血中過酸化脂質濃度は、体内の酸化ストレスにより上昇すると考えられている。そこで、ウイスキーに含まれる抗酸化成分の摂取が血中過酸化脂質濃度を減少させる効果を調べるため、実験1のラットの血中過酸化脂質濃度を比較した。
実験の結果、正常ラットに比べてコントロール群は、過酸化脂質濃度が2倍近く上昇したが、ウイスキー摂取群では、上昇率は10%にとどまり、正常群とほぼ同レベルを維持。
以上のような結果から、ウイスキーコンジェナーに含まれる抗酸化成分が、血糖値や過酸化物濃度を下げ、膵臓のインスリン分泌機能を障害から守ることが示された。これにより、抗酸化成分を含むウイスキーの適量摂取により、糖尿病の発症を予防する可能性が示唆された。
http://www.suntory.co.jp/
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特定保健用食品「ゴマペプ茶」を発売
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2006/2/1
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サントリーは、2月1日から通信販売により特定保健用食品「ゴマペプ茶」を新発売した。
サントリーは、「セサミン」に代表されるゴマの健康成分について研究を重ねている。その中で、ゴマから作られる"ゴマペプチド"に着目、血圧を下げる働きがあることを明らかにした。この"ゴマペプチド"を手軽に摂取できる飲料として、血圧分野の特定保健用食品で初めての缶入りお茶飲料「ゴマペプ茶」を発売したもの。
ゴマペプチドとは
ゴマのタンパク質を分解すると何種類ものゴマペプチドができ、その中でもロイシン(L)−バリン(V)−チロシン(Y)という3つのアミノ酸から成るペプチド(LVY)に、血圧を下げる作用あることがあることを確認した。
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ビールのエグミ物質解明に成功
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2005/6/15
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サントリー(株)は、ビール・発泡酒の主原料である麦芽に少量含まれるエグミについて、その原因となる物質を同定し、化学構造を決定することに成功し、これらの結果を2005 American Society of Brewing Chemist Annual Meeting(アメリカ醸造化学者学会2005年度大会・6月11日〜6月15日、米国ジョージア州)で発表した。
http://www.suntory.co.jp/news/2005/9161.html
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ケルセチン配糖体に体内吸収性の向上と血中抗酸化力増強作用を確認
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2005/5/12
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サントリー(株)健康科学研究所は、ケルセチン配糖体の体内吸収性と血中抗酸化活性におよぼす影響について研究を進め、特定のケルセチン配糖体がケルセチンと比べ吸収性が著しく高いこと、また、血中抗酸化活性を増強させる作用があることを確認した。第59回日本栄養・食糧学会大会(2005年5月14日〜15日、東京都)で発表する。
▼発表演題
「ケルセチン配糖体の経口吸収性と血中抗酸化活性に対する上昇効果」
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胡麻・大豆・昆布発酵物に免疫機能を改善作用を確認
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(
2005/5/12
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サントリー(株)健康科学研究所は、植物性乳酸菌Lactobacillus pentosus S−PT84株による胡麻(ゴマ)・大豆・昆布発酵物(胡豆昆(ごずこん)発酵物)に免疫機能を改善する作用(腸管免疫増強作用)を見出した。第59回日本栄養・食糧学会大会(2005年5月14日〜15日東京都)にて発表。
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「サントリー 水々(みずみず)しあ」(特定保健用食品)新発売
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2005/1/20
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サントリー(株)は、特定保健用食品「サントリー 水々(みずみず)しあ」を3月22日(火)から関東甲信越地区と静岡県で先行発売する。
近年、ライフスタイルの変化や高齢化の進行に伴い、生活習慣病が増加している。特に「糖尿病」は年々着実に増加。「糖尿病」は、"血糖値"と密接な関係にあり、"血糖値"に関連した飲料市場は年々伸長を続けている。
当社は、こうした点に着目し、新たな機能を持った製品の研究・開発をすすめ、特定保健用食品の血糖値分野で初めての機能性の"水"、「サントリー 水々しあ」を新発売する。
●中味の特長
食事と一緒に飲むと、食物繊維(難消化性デキストリン)の働きで、糖の吸収をおだやかにし、血糖値が気になる方の食生活の改善に役立つ。また、海洋深層水を使用することで、不足しがちなマグネシウムも手軽に補充することができる。
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2005年度 サントリー「食品カンパニー」方針
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(
2005/1/20
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1.2004年度 振り返り
1.食品事業
2004年度の清涼飲料総市場は、猛暑の影響もあり、前年を4%程度上回る15億6,000万ケースになったと見られます。ジャンル別には、緑茶飲料が大きく伸長した無糖茶飲料市場が15%増、さらに、ミネラルウォーター市場が 13%の伸長と推定しています。
このようななか、当社清涼飲料事業は、市場を大きく上回る3億1,500万ケース(前年比111%)の販売を達成しました。「伊右衛門」「ゲータレードエクストラ」「カテキン式」をはじめとする新製品を積極的に投入するとともに、基幹ブランドである「BOSS」「ウーロン茶」「PEPSI」「天然水」「DAKARA」のブランド力の強化を図ってきました。
2.健康食品事業
健康食品事業は、通信販売専用の"自然のちから"シリーズを中心に積極的な活動を展開してきました。「セサミン」シリーズが大幅に伸長し、「グルコサミン&コンドロイチン」「マカ 冬虫夏草配合」なども引き続き好調な販売となりました。また、長年の研究成果をもとに開発した健康食品「アラビタ」や、5月に新発売した「青汁」などもお客様からご好評をいただきました。その結果、健康食品事業は、対前年5割増の売上を達成しました。
3.健康飲料事業
健康飲料事業は、2002年の発足以来、"効能と安全性において科学的裏づけをもった、しっかりと健康に役立ち、かつ毎日続けられる飲料"を基本コンセプトに、新製品の研究・開発に取り組んできました。その第一弾として一昨年11月に発売した「サントリー 健康緑茶 フラバン茶」は、健康維持に役立つ製品としてお客様から高い評価をいただき、年間で160万ケースの販売を達成しました。
4.食品アジア・中国事業
中国における清涼飲料事業は、競合メーカーによる安価な製品の発売などの影響を受け、販売数量は前年を下回る結果となりました。こうしたなか、北京市場への進出や、2005年度春に竣工予定の上海第2工場の建設など、生産体制の強化とエリア拡大に取り組んできました。
5.ハーゲンダッツジャパン社
ハーゲンダッツジャパン社は、毎年順調に売り上げを伸ばし、2004年度も前年を上回る販売を達成しました。品質・ブランドのさらなる強化に加えて、「カスタードプディング」「アップルパイ」などのミニカップやパルフェといった新製品がお客様からご支持をいただきました。
2.2005年度 食品カンパニー方針
食品カンパニーは、清涼飲料をはじめ、アイスクリーム、健康食品まで幅広いラインナップを取り揃え、お客様に気軽に楽しんでいただける製品や健康に役立つ製品を提供しています。
2005年度の食品カンパニーは、基幹製品のブランド力の育成・強化を図るとともに、研究開発部門と一体となって、お客様のニーズにお応えできるような、新たな価値をもった新製品を発売していきます。
1.食品事業
本年度の清涼飲料市場は、猛暑の反動もあり、前年をやや下回る(前年比97%)と予想しています。このような状況のなか、緑茶飲料をはじめとする無糖茶やコーヒーなど、各社の競合状況はますます激しくなるものと思われます。当社は、さらなる売上増・シェア拡大を目指し、「2005 BRAND−NEW SUNTORY」をスローガンに、「BOSS」「ウーロン茶」「伊右衛門」「DAKARA」「PEPSI」「天然水」をはじめとしたブランドの育成・強化を図るべく積極的な活動を展開します。本年度は、総市場を5ポイント上回る前年比102%、3億2,200万ケースの販売を目指します。
ブランドの育成・強化
▼「BOSS」 ― レインボーマウンテンブランドを中心に魅力ある提案を継続。
「働く男の相棒コーヒー」としてお客様に親しまれている「BOSS」は、昨年も積極的な活動を展開。なかでも昨年9月に新たな主力製品として発売した「ボス レインボーマウンテンブレンド」は、お客様から大変ご好評をいただき、「ボス」新製品として最大のヒットとなりました。この結果、昨年の「BOSS」は6,000万ケース(前年比101%)の販売を達成しました。2005年度の「BOSS」は、より多くのお客様により強い共感を獲得するべく、レインボーマウンテンブレンドを中心に様々な魅力的な提案を行っていきます。お客様の多様なニーズにお応えできるような製品ラインナップの充実を図り、「明快な特長を持った」新製品を提案し、缶コーヒーの世界を広げていきます。さらに2月にスタートする、「レインボーマウンテンの秘宝を探せキャンペーン」(リリースNo.8978参照)をはじめとした魅力的なプロモーション活動や積極的な広告活動を展開し、常に新しい提案を続けていきます。これにより、本年度の「BOSS」は、6,200万ケース(前年比103%)の販売を目指します。
▼「ウーロン茶」 ― 発売25年目。新しいおいしさの提案。
今年で発売25年目を迎える「ウーロン茶」は、"コク・渋みのあるおいしさ"が幅広い層のお客様からご支持をいただき、長年定番ブランドとして親しまれ、あらゆるシーンでお楽しみいただいています。競合が激化すると予想される無糖茶市場において、2005年度の「ウーロン茶」は、再び原点に立ち帰り、"ウーロン茶が持つ独自のおいしさ"を体感していただくべく、新たな提案を積極的に行っていきます。これまで愛されてきた"深いコクとキレ"が特長の「ウーロン茶」に加え、華やかな香りとやわらかい味わいの「ウーロン茶音韻調(おんいんちょう)」を新たに投入し、「ウーロン茶」の持つ新しいおいしさを提案します。さらに、話題性の高いキャンペーンや広告活動を積極的に展開することで、「サントリーウーロン茶」のおいしさをお客様にわかりやすくお伝えしていきます。本年度の「ウーロン茶」は5,200万ケース(前年比103%)の販売を目指します。
▼「伊右衛門」 ― 発売2年目。5,000万ケースへの挑戦。
昨年3月に発売した緑茶「伊右衛門」は、創業200年以上の歴史を持つ京都の老舗茶舗「福寿園」の茶匠が厳選した茶葉を使用し、お茶を淹れる水、製法にまでこだわった本格緑茶です。お客様から大変高い評価をいただき、清涼飲料新製品の初年度販売数量としては過去最多と推定される2,600万ケースを発売7ヶ月半で突破し、通年ベース換算で4,500万ケースにあたる3,420万ケースを年内に出荷しました。2005年度は、さらに様々なシーンで、より多くの方にご愛飲いただけるような活動を展開します。まず、新たな容器ラインナップとして、350mlペットボトルを発売します。いつでもどこでも「伊右衛門」をお飲みいただけるように万全の体制を整えていきます。
また、老舗茶舗の主人に扮した本木雅弘さんと、彼を支える妻役の宮沢りえさんが共演し、ご好評をいただいているTVCMも引き続き継続、さらに「伊右衛門」のお茶づくりへのこだわり、品質を訴求する広告展開もあわせて実施していきます。本年度の「伊右衛門」は、5,000万ケース(前年比146%)の販売を目指します。
▼「DAKARA」 ― "日常健康飲料"No.1のポジションを目指す。
機能性飲料の定番ブランド「DAKARA」は、2000年の発売以来、"日常健康飲料"として幅広い層のお客様からご好評をいただいています。2005年度は、"日常健康飲料"としてのポジションをより強固なものとするべく、中味・パッケージを刷新します。国民栄養調査を参考に、日本人に不足しがちな、カルシウム・マグネシウム・食物繊維を強化。また、パッケージも「安心感・健康感」がありながら、斬新で「進化」を感じる新ボトルを採用しました。また、広告活動も一新し、"日本人と健康"をテーマに、DAKARAらしさあふれる、話題性のある内容で展開していきます。さらに、継続して実施している医療機関を中心としたサンプリング活動をはじめ、様々なプロモーション活動を積極的に展開していきます。本年度の「DAKARA」は、2,800万ケース(前年比128%)の販売を目指します。
▼「PEPSI」 ― 「新ペプシツイスト」「新ダイエットペプシツイスト」がパワーアップして新登場!
2005年のPEPSIは"より爽快に!"をテーマに、中味・パッケージをリニューアル。「ペプシツイスト」「ダイエットペプシツイスト」がさらにパワーアップして登場します。中味は、よりすっきり爽やかな味わいを求めてレモン果汁を増やしコーラとレモンのバランスを進化させました。また、パッケージも、全世界で刷新されたインパクトある新PEPSIロゴを採用、メジャー感・登場感を一層アピールするとともに爽快感をさらに強化しました。
2005年のPEPSIは、「新ペプシツイスト」「新ダイエットペプシツイスト」の魅力を多くのお客様にお伝えする、より斬新で楽しい新広告を投入するとともに、「PEPSI」ならではの魅力的なプロモーション活動を積極的に展開し、2400万ケース(前年比104%)の販売を目指します。
▼「天然水」 ― 水源地の自然環境を守り、これからもずっと、おいしい安全な天然水を
「サントリー天然水」ブランドは、水源地の自然環境を保全する活動を進め、お客様に"自然、安全、おいしい"天然水をお届けしています。2005年もその天然水のふるさとである「南アルプス」「阿蘇」の大きな自然や、小さないのち達を紹介する活動を、ラベルやキャンペーン、広告活動等で展開するほか、自然環境保全に対する想いをお客様にお伝えしていきます。また、「サントリー天然水(南アルプス)2Lペットボトル」は、新たにUD(ユニバーサルデザイン)ボトルである「フィンガーポケットボトル」を採用、より持ちやすく、使いやすくなって新登場します。本年度の「サントリー天然水」は、2,630万ケース(前年比105%)を目指します。
さらに、水事業トータルとして、「100%深層水」、海外ブランドの「ヴィッテル」「コントレックス」等のラインナップも、リニューアルやキャンペーン活動等を積極的に行い、ブランド力の強化を一層図っていきます。
2.健康食品事業
2005年度の健康食品事業は、引き続き、通信販売専用の"自然のちから"シリーズを中心に積極的な活動を展開していきます。「セサミン」シリーズ、「アラビタ」「マカ 冬虫夏草配合」など既存ラインナップの育成・強化を図る一方、お客様のニーズに合った、新たな製品を投入します。また、より効果的に、より多くのお客様に当社の健康食品の魅力をお伝えするべく、広告やサンプリング活動を引き続き積極的に展開していきます。本年度、健康食品事業は、前年の2割増の売上を目指します。
3.健康飲料事業
2005年度の健康飲料事業は、ご好評をいただいている「健康緑茶 フラバン茶」を中心に引き続き事業を展開、健康茶市場において確固たるポジションを確立すべく、活動を強化していきます。より多くのお客様に体感していただけるよう、積極的な広告活動をはじめとした情報発信やキャンペーン活動を展開していきます。また、引き続き科学的裏付けをもった新製品の研究・開発に取り組み、本年3月には、特定保健用食品の血糖値分野で初めての機能を持った水、「水々しあ」を新発売します。
4.食品アジア・中国事業
今春に上海第2工場が稼動予定の清涼飲料事業は、本年を反転攻勢の年と位置づけ、ウーロン茶を軸とした積極的なマーケティング活動により、ブランド力の強化を図ります。 2005年は上海、北京を中心に、中国全体で約850万ケース(前年比198%)の販売を目指します。
5.ハーゲンダッツジャパン社
ハーゲンダッツジャパン社は、ブランド力の向上と新製品開発の強化、品質の向上を柱として活動します。ハーゲンダッツのブランド力の向上として、広告活動、イベントの実施、ハーゲンダッツショップの魅力的な店舗作り、楽しく買い物ができる売り場づくりなどの活動を行います。ブランド新製品開発の強化としては、ミニカップやクリスピーサンドなど主力カテゴリーに新製品を投入。品質向上の活動としては、原料の調達からお客様が口にするまでの品質保証体制を強化します。こうした活動を通じてお客様により満足していただける製品をお届けします。
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