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花王(株) 花王(株)のホームページへ
メタボと予備軍の人を対象に、 歩行運動への高濃度茶カテキンの効果を検証 ( 2010/4/23 )
1日当たり1,000歩増やした場合を比べると、
高濃度茶カテキンの継続摂取により体重減少1.3倍に

花王株式会社(社長・尾崎元規)ヒューマンヘルスケア研究センターは、同志社大学スポーツ健康科学部の石井好二郎教授、同大学健康体力科学研究センターの宮崎亮研究員と共同研究を行い、歩行運動による体重減少の効果が、高濃度茶カテキンを継続摂取することでアップすることを明らかにしました。

これまで、歩行運動が体重減少やメタボリックシンドローム防止に有効なことはよく知られています。また、高濃度茶カテキンの継続摂取によって、脂肪の燃焼量が増加することなどが報告されています。そこで今回は、歩行運動と高濃度茶カテキンの継続摂取の組み合わせが体重減少に及ぼす効果について検証しました。

試験は、メタボリックシンドロームおよびその予備軍と診断された男女44名(33〜79歳)を対象としました。まずは摂取前に、被験者の現状の歩行数を歩数計により測定し、歩行数などに応じて被験者ごとに目標とする歩数を設定しました。そして高濃度茶カテキン摂取群と対照群に分けて歩行指導を実施し、試験開始時と約3カ月後に、歩行数、体重などを調べました。

その結果、両群ともに歩行指導により歩行数が増加し(高濃度茶カテキン摂取群:プラス1,498歩/日、対照群:プラス2,795歩/日)、それに伴い体重、BMI、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径が有意に低下しました。また、高濃度茶カテキン含有飲料の継続摂取により、この歩行運動の効果がさらにアップすることが認められました。すなわち、体重は、たとえば厚生労働省が「健康日本21」で目標としている1日当たり平均歩数を1,000歩増した場合を比べると、対照群が約-1.4kgの体重減少に比べて、高濃度茶カテキン摂取群は-1.9kgで体重減少の効果が約1.3倍に増加しました。

また、高濃度茶カテキン摂取群は対照群に比べてメタボリックシンドローム改善の項目のひとつである善玉(HDL)コレステロール値が増加傾向にあり、メタボリックシンドロームの診断基準となる項目(ウエスト周囲径、脂質代謝異常、糖代謝異常、高血圧)の該当数の減少が有意に認められました。

本成果は、日本肥満学会「肥満研究」の2010年4月発行の第16巻1号に掲載されます。

研究背景

糖尿病や心筋梗塞・脳血管疾患などのいわゆる「生活習慣病」が増加しています。その対策として2005年には、メタボリックシンドロームの診断基準が発表され、それに基づいて行った厚生労働省による国民健康栄養調査では、40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームおよびその予備軍ということがわかりました。

メタボリックシンドロームの主要因となる内臓脂肪の減少には、身体活動が有効といわれ、なかでも歩行運動は簡便で安全であることから、中高齢者のメタボリックシンドローム改善を目的とした運動処方に広く利用されています。

一方、緑茶などに含まれる茶カテキンは、脂肪燃焼効果や抗酸化機能など、さまざまな健康効果が報告されています。花王では、従来から高濃度茶カテキンの継続摂取が、体内脂肪量の変化に及ぼす影響をさまざまな観点から研究してきました。そして、高濃度茶カテキンを継続摂取すると日常生活時や食事時での脂肪燃焼量が増加し、また腹部全脂肪面積や腹部内臓脂肪面積、腹部皮下脂肪面積のいずれも減少し、さらにウエスト周囲径も縮小するという結果を得ています。

しかしこれまでに、歩行運動と高濃度茶カテキンの継続摂取を併用した場合の効果は調べられていませんでした。そこで今回は、日常生活をできるだけ変えずに、歩行指導をしただけの被験者に高濃度茶カテキンを摂取してもらい、検討を実施しました。
試験方法

以下の試験を、被験者のインフォームドコンセントおよび倫理委員会の承認を得て、2007年5月から実施しました。
【被験者】

●歩行運動に問題ないメタボリックシンドロームおよび、その予備軍と診断された男女44名
(男性20名:33〜79歳、女性24 名:39〜76歳、平均年齢66.0±9.9歳、平均BMI 26.2±9.7)。

●被験者は、高濃度茶カテキン摂取群22名と対象群 22名の2つに分けました。
【試験方法】

●試験期間を通して、歩数計を装着し歩数を測定してもらいました。4週間の観察期間を設け、そのうち、最初の1週間の歩数を現状歩行数としました。そのあとに、13週間の試験飲料摂取期間を設定しました。

●13週間の試験飲料摂取期間中の歩行については、4週間に1回、歩行数などに応じて、被験者ごとに目標とする歩数をつぎのように設定しました。
・5,000歩未満の者・・・1,000歩の増加
・5,000 歩以上7,500歩未満の者・・・7,500歩
・7,500歩以上10,000歩未満の者・・・10,000歩
・10,000歩以上の者・・・現状維持

また同時に、歩行運動への動機づけとして、個人別歩数実績表と歩行運動の方法や期待される健康効果などについての情報リーフレットを提供しました。

●13週間の試験飲料摂取期間中の摂取については、高濃度茶カテキン摂取群には高濃度茶カテキン含有飲料(637.5mg/500ml)を、対象群にはカテキンの入っていない対照飲料(0mg/500ml)を、毎日1本、継続して飲んでいただきました。

● 試験期間の前後で健康検査(身長、体重、血圧、血液検査〔中性脂肪、HDLコレステロール、空腹時血糖〕)を行いました。

http://www.ajinomoto.co.jp/press/2010_04_23_2.html


花王独自の香り解析技術で、梅の花の香りを分析■梅の花は、開花直後の朝最も多くフレッシュな香りを放つ ( 2010/1/21 )
■梅の花の香りの主要成分と、香りの微妙な印象を決める微量成分を特定
花王株式会社(社長・尾崎元規)香料開発研究所は、“人を癒す快適な香り”を求めて、身近な“自然の香り”に積極的に学び研究しています。このたび、和歌山県工業技術センターと和歌山県農林水産総合技術センター果樹試験場うめ研究所との3者共同で、梅の花の香りの採取・解析を行いました。

梅は花を摘むなどの外部ストレスを受けると香りが変化しやすく、自然の姿のままの香りを採取するのが困難です。今回は、自然に咲いている梅の花にこだわり、南高梅について開花段階*1 や開花時間*2 の違いにより香りがどのように変化するのかを調べました。

その結果、開花直後の朝に最も香気量が多く、フレッシュな香りを放つことがわかりました。この梅の花の最高の一瞬の香りを再現するために、主要な23成分を明らかにしたほか、香りの印象に大きく影響する可能性のある72の微量成分を特定しました。このような香りの詳細研究を可能にしたのは、花王独自の香り解析技術「エアロセント技術」です。この研究結果をもとに、より本物に近い優しい梅の香りの再現が可能になりました。

本成果は、香りを楽しむ製品に応用していきます。また、本成果は、香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(2009年11月7日〜9日、奈良先端科学技術大学院大学)で発表いたしました。

*1 ツボミが開き始めた日を初日として、何日後にあたるかを数えた。完全開花は7日後、花びらがすべて落ちたのが13日後だった。
*2 朝(8時30分)、昼(12時30分)、夕方(16時30分)の1日3回、香気成分を解析した。

http://www.kao.com/jp/corp_news/2010/20100121_001.html


歯磨き行動の脳への作用を研究 ( 2010/1/14 )
疲れたあとに歯磨きをすると、脳が活性化し、気分リフレッシュ花王株式会社(社長・尾崎元規)ヒューマンヘルスケア研究センターは、むし歯や歯周病などのさまざまなお口のトラブルに関する研究や美しい歯に関する研究などを通して、お口の健康価値の提案に取り組んでいます。
このほど、千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター脳機能計測解析研究部門 下山一郎教授と共同で、脳が疲れたあとの歯磨き行動が脳や心理に与える作用を研究し、歯磨き行動が脳を活性化し、気分をリフレッシュする効果を持つ可能性を見いだしました。

今回の研究では、計算作業による疲労付与後に歯磨き行動をしたときの脳への作用を、客観的に評価するため、脳と心理の状態を同時に測定する“統合生理研究手法”を用いて検討しました。脳の活性化は、脳の疲労度や注意力に関係する指標などを用いて評価し、脳の疲労度はフリッカーテスト*1 、注意力は脳波の測定*2 を実施しました。また心理状態は、自己評価を数値化するVAS法*3 により評価しました。

その結果、疲労後に歯磨きをすると、歯磨きしない場合と比べ、脳の疲労は有意に低減しました。また注意力も高まる傾向が認められました。これより、歯磨き行動により脳が活性化したことが推測されました。また心理状態についても、疲労後に歯磨きをすると、リフレッシュ感が有意に高まり、集中力やすっきり感も高まる傾向が認められました。これより歯磨き行動には、仕事や勉強などで疲れた時に脳を活性化し、リフレッシュする効果があると考えられました。

本結果は、IUPS2009第36回国際生理学会大会・第86回日本生理学会大会(2009年7月27日〜8月1日、京都国際会館)で発表し、産業衛生学雑誌(第52巻2号、2010年3月発行)に掲載の予定です。

*1 フリッカーテスト                             
脳の疲労を示す指標のひとつ。光のちらつきの速さ(周波数)を変え、ちらついていると認識できる速さを測定。脳が疲れていないときほど、早い光のちらつきを認識。

*2 脳波の測定(事象関連電位;P300潜時)
脳の注意力を示す指標のひとつ。頻発する低い音の合間に、まれに鳴る高い音に集中し、高い音が聞こえた時に発生する脳波の出方により注意力や集中力を測定。

*3 VAS法(Visual Analog Scale)
心理状態の自己申告による評価。用紙に記載された、左端を心理状態が最も悪い状態、右端を最もよい状態とした100mmの直線スケールに、被験者が自分の心理状態に近いところにチェック。

http://www.kao.com/jp/corp_news/2010/20100114_001.html


シナジーの最大化をめざし、 グループ本社機能を集約化 ( 2009/12/17 )
花王株式会社(社長・尾崎元規/本社 東京都中央区日本橋茅場町)は、本社体制の強化に向け、グループ本社機能を集約化します。

(1) 2010年11月を目処に、花王カスタマーマーケティング株式会社本店(東京都中央区)の、花王株式会社茅場町事業場近接地域への移転を完了いたします。
(2) 2011年5月を目処に、株式会社カネボウ化粧品本社(東京都港区)の、花王茅場町事業場への移転を完了いたします。

本計画により、本社部門の機能集約によるグループシナジーの最大化をめざしてまいります。


■花王カスタマーマーケティング株式会社 本店
現住所: 〒104-0042 東京都中央区入船3-3-8
新住所: 〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町 (※建設中につき番地は未定)

■株式会社カネボウ化粧品 本社
現住所: 〒105-8085 東京都港区虎ノ門5-11-12 オランダヒルズ森タワー
新住所: 〒103-8210 東京都中央区日本橋茅場町1-14-10

http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20091217_001.html


見えないはずの光が昆虫の体内時計をリセット 光を感知する物質が変異した昆虫を用いて赤色光への順応を解析 生物機能工学研究部門 ( 2009/12/1 )


http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20090827_002.html


女性の毛髪を年代別に定量調査 ( 2009/11/30 )
加齢に伴う毛髪の密度、太さ、成長速度、毛周期ステージの変化を測定花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターは、このたび、加齢に伴う毛髪変化の定量調査を目的に、20〜60代の日本人女性74名(各年代14〜15名)を対象とした、毛髪の密度・毛髪径・毛髪成長速度・毛周期(ヘアサイクル)ステージの実態調査を実施しました。
女性の加齢に伴う毛髪に関する悩みには、「白髪」以外にも、「髪が薄くなった」、「ハリやコシがなくなった」などの悩みがあります。これらの原因としては、加齢による毛髪の密度・太さなどの変化が影響することが考えられますが、さまざまな毛髪変化を一度に定量的に計測した例や頭部の部位差(頭頂部と側頭部)を比較した例は少ないのが現状でした。(これまでに花王が実施した毛髪の加齢研究については、参考資料を参照。)
そこで今回の調査を実施し、以下の結果が得られました。

http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20091130_001.html


髪のやわらかさを感じる因子を解析し、髪の柔軟化技術を開発 ( 2009/8/27 )
■手で触った時の髪のわずかな変形時の抵抗力が、髪のやわらかさを感じる因子。
■ダメージで髪が硬くなるのは、毛髪内部のCMC*1 の柔軟性低下が影響。
  対策として、グリシルグリシンがCMCを柔軟化し、髪をやわらかくする。 花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターは、美しく健康的な髪を求めて、毛髪の表面から内部までさまざまな視点で毛髪研究を行っています。今回の研究では、「硬い髪が気になる」という悩みを持つ消費者に対応し、髪のやわらかさを感じる因子を解析して、髪をやわらかくする技術を開発しました。

女性は「手ぐしで指を通す」「手で束ねて整える」といった、日常の何気なく髪を触る動作中に自分の髪のやわらかさを感じています。この指を通すときの髪の変形と抵抗力について詳細に調べた結果、この動作では毛髪はわずかな変形(0.5%以下)しかしておらず、このときのわずかな抵抗力(毛髪1本当たり5グラム以下)が、本人の感じ方を左右していることを見出しました。この評価条件は、これまでの一般的な毛髪評価法(毛髪の変形1%程度、毛髪1本当たり5グラム以上)とは異なるもので、毛髪の微小な変形における抵抗力を測定することで、女性が日常感じている髪の硬さを評価することが可能になりました。
また紫外線やパーマ、ヘアカラー、ドライヤーの熱などによるダメージが進行すると、「硬くゴワつきが気になる髪」に変化することがわかっています。この原因の一つは、毛髪内部のCMC*1 の柔軟性が低下し、髪を触ったときのわずかな変形時の抵抗力が強くなるためであることを見出しました。
さらに対策として、アミノ酸の一種のグリシンが2つ結合した構造を持つ“グリシルグリシン”が毛髪内部のCMCを柔軟化し、髪に実感できるやわらかさを与える剤として有効であることを見出しました。

本研究は、第16回国際毛髪科学シンポジウム(HairS’09:2009年9月9〜11日、ドイツ・ワイマール)で発表いたします。本成果は、硬い髪用のヘアケア商品に応用していきます。

*1 Cell Membrane Complex 毛髪を形成するコルテックス細胞間の細胞膜複合体

詳細は下記

http://www.kao.com/jp/corp_news/2009/20090827_002.html


“口内環境と歯の美しさに着目” エナメル質内部の変化が歯本来の白さに影響 ( 2009/1/15 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)ヒューマンヘルスケア研究センターは、清浄で健康な口内環境に整えることを目的としたオーラルヘルスケア研究と、歯の美しさをサポートするオーラルビューティーケア研究に取り組んでいます。このたび、歯の白さやツヤが失われるなどの“大人になると気になる歯のくすみ”に対して、加齢による歯のくすみの実態とそのメカニズムについて研究を行いました。
 その結果、年齢とともに、歯本来の白さは失われ黄ばんでくること、その原因の一つは、エナメル質内部の構造変化に影響されることを突き止めました。また、これらの現象と唾液分泌低下にともなう口内環境の悪化が関連し、さらに歯のツヤにも影響していたことから、口内環境の悪化は歯の美しさ(白さやツヤ)を失う要因の一つになっている可能性を示唆しています。
 本研究の一部は、第50回歯科基礎医学会(2008年9月23〜25日、東京)で発表いたしました。
また、本成果は、今後オーラルケア商品の開発に応用していきます。

■研究背景
歯のくすみを気にする人が増えている
 歯やハミガキに関する花王の調査では、1日のハミガキ回数は平均2.4回と、この10年間で変わりません。しかし、最近の傾向として、歯の美しさを気にしている人が増えています。特に、「歯が黄ばんでいる」と悩んでいる人は10年間で16.5%から25.6%に、「歯が白くない」と悩んでいる人は11.9%から21.8%にともに増えています。また、これらの悩みは、他のさまざまな口の悩みが増える30代以降も大きな悩みであることがわかります。
 そこで、年齢とともに気になる“大人の歯のくすみ”に対し、本研究を実施しました。

■研究結果
1.年齢とともに歯本来の白さは失われる
 10歳代から70歳代までの首都圏在住男女186人の歯について、歯の色みを調べました。歯本来の色を評価するために、タバコのヤニやお茶やコーヒーなどの飲食物による着色や歯垢などの汚れを十分に除去してから、デジタル画像解析によって上顎前歯(中切歯2本)の色を測定しました。
 その結果、年齢とともに歯の黄色(b値)は、徐々に上がり、黄ばんでくることが分かりました。その変化の程度は、20歳代と50歳代の歯の平均測定値の歯を比べても、50歳代の方が目視でも明らかに黄色みを帯びているのが分かりました。つまり、歯本来の白さは、加齢とともに失われ黄ばんでくるものと考えられます。

2.歯本来の白さはエナメル質内部の変化に影響
 歯の構造は一様ではなく、最表面をエナメル質が覆っています。エナメル質は、エナメル小柱といわれる小さな円柱が集合したもので、小柱と小柱の間には約0.1マイクロメートル(100万分の1メートル)の小柱間隙(しょうちゅうかんげき)といわれる隙間を持つ構造をしています。そこで、白い歯と黄ばんだ歯のエナメル質の構造を電子顕微鏡で比較観察しました。
 その結果、白い歯は小柱間隙が明瞭に空いているのに対し、黄ばんだ歯は小柱間隙が堆積物によって不明瞭になっていることがわかりました。また、この堆積物を分析したところ、カルシウム、リン、酸素からなるエナメル小柱を構成するアパタイトに類似した組成から成り、エナメル小柱を構成するアパタイトよりも結晶性が低い状態(低結晶性アパタイト)で存在することが分かりました。

 エナメル小柱を構成するアパタイトは、本来は無色透明です。また、エナメル質の下にある象牙質は、多少の個人差はありますが、黄色っぽい色をしています。小柱間隙が明瞭に空いている場合、歯に当たった光はエナメル小柱と小柱間隙の屈折率の差によって散乱するため、歯が白く見えます。しかしながら、小柱間隙がエナメル小柱と類似した物質で埋まってしまうと、光が散乱することなく、まっすぐに透過してしまうため、象牙質の黄色が透けて見えるのです。つまり、歯の色は、エナメル質表層の光の散乱性が関係しており、歯本来の白さが失われ黄ばんでくるのは、小柱間隙が堆積物によって埋まり、エナメル質内部の光散乱性が低下した結果だと考えられます。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2009/1/n20090115-01rd.html


環境に配慮した植物由来プラスチックを、もっと使いやすく 改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発 ( 2009/1/10 )
2008年12月17日

 花王株式会社(社長・尾崎元規)テクノケミカル研究センターは、環境負荷低減への取り組みの一環として、植物由来プラスチックであるポリ乳酸樹脂を、より使いやすくする「改質研究」に取り組んできました。
 このほど、独自の結晶制御技術や軟質化技術により、汎用されている石油系樹脂と比べて、遜色のない改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発しました。これにより押出成形でつくるシート製品や射出成形でつくるさまざまなプラスチック製品への、ポリ乳酸樹脂の利用拡大が可能になりました。
 本研究は、プラスチック成形加工学会 第16回秋季大会(2008年10月31日〜11月1日、福井)にて発表いたしました。また本成果により、押出成形用と射出成形用の2タイプの改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発し、ユーザーの方々へのご紹介を開始しています。

■研究背景
<広がる植物由来プラスチックの利用と課題>
 環境負荷低減の取り組みの一つとして、資源の枯渇の心配がないことや、二酸化炭素(CO2)を増やさない“カーボンニュートラル”といった特徴から「植物由来プラスチック」への期待が高まっています。現在、もっとも使われている「植物由来プラスチック」がポリ乳酸樹脂です。ポリ乳酸樹脂は、生分解性をもつ樹脂として、20年ほど前に登場しました。現在の市場規模は、日本国内だけでも年間約6000トンと言われていますが、将来は国内で4倍以上に成長するとの予測もあります。
 プラスチックにはポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体(ABS)などの石油系樹脂が汎用されていますが、プラスチックの加工法として押出成形や射出成形などがあります。しかしどちらの成形方法においても、従来のポリ乳酸樹脂は下記に示したように、硬い・割れやすい・高温では使えない・成形に時間がかかるなどの課題があり、用途が限定されていました。

押出成形におけるポリ乳酸樹脂の課題
 押出成形は、文房具のクリヤーホルダーのようなシートやフィルムなどをつくるため、加熱軟化させた樹脂を金型から押し出して連続成形する加工法です。成形された製品には、透明で柔らかいことが求められます。しかし従来のポリ乳酸樹脂は、透明性は高いがPPなどに比べ硬いためシート用途には使いにくいという課題がありました。

射出成形におけるポリ乳酸樹脂の課題
 射出成形は、パソコン筐体(きょうたい:機器の箱)や自動車内装部品などのさまざまな形状をつくるため、加熱軟化させた樹脂を金型に充填して成形する加工法です。成形された製品には、丈夫(耐熱性、耐衝撃性)であることや、量産のための加工のしやすさが求められます。しかし従来のポリ乳酸樹脂は、丈夫な製品を得るには成形に長時間がかかり、生産性に大きな課題がありました。

そこで、PPやABSと同等の性質を目標に、ポリ乳酸樹脂の改質研究を行いました。

■研究結果
1.押出成形用の、透明で柔らかいポリ乳酸樹脂を開発
 樹脂中には樹脂が結晶となっている部分(結晶部)と結晶化していない部分(非結晶部)があります。そこで透明性には樹脂の結晶サイズが影響し、また柔軟性には樹脂中の非結晶部分の物性が柔軟性に影響すると考え、検討を実施しました。
 さまざまな結晶制御技術を検討した結果、花王独自の結晶化促進剤の添加によりナノサイズ(1ナノは10億分の1メートル)の結晶をつくることで透明性を保つことを達成しました。さらに、花王独自の軟質化剤の添加により、非結晶部に柔軟性を付与することができました。
 これにより、汎用樹脂PPなどと同等の、押出成形用の透明で柔らかなポリ乳酸樹脂を得ることに成功しました。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081217-01rd.html


百貨店ブランドの「エスト」から、新ファンデーション登場 『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』 新発売 ( 2008/12/24 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2009年2月28日、百貨店ブランド「est (エスト)」から、生命感のある艶を放つ肌に仕上げる、美白タイプのファンデーション、『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』を新発売いたします。

発売のねらい
 百貨店で化粧品を購入する女性は、一般的に気温が上がりはじめる3月頃から、軽いつけ心地の美白タイプのファンデーションを使用する方が増加する傾向です。
 好まれる仕上がりは、自然に見える艶があること、もともとの肌が美しく見えることがあげられます。このもともとの肌が美しく見える艶は、ファンデーションと肌が密着し、動きにも寄り添うことで再現できることがわかってきました。(花王調べ)

 新発売の『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』は、明るく、生命感のある艶を放つ肌に仕上げるファンデーションです。新処方の“スキンシンクロフィルム”が、肌とファンデーションの密着性を高めます。また、透明感のある美白肌を演出するパウダー2種を、従来のパウダーに加えて新配合しました。肌とファンデーションが一体化することで、動くほどに生命感のあふれる“生きた艶”を放ち、輝くような美白肌を実現します。

■発売日/地域
2009年2月28日/全国

■商品名/内容量/価格
『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』 全6色/30ml
メーカー希望小売価格 税込 各5,775円 (本体 各5,500円)

■商品特長
<エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト> (ファンデーション)
明るく透明感のある美白光を肌とシンクロ(一体化)させる美白ファンデーションです。
生命感あふれる“生きた艶”を放つ、輝くような美白肌へ。

○密着膜(スキンシンクロフィルム)処方で、明るく透明感のある光を、肌にしなやかに寄り添わせます。 スキンシンクロポリマーα配合

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081224-01bc.html


百貨店ブランドの「エスト」から、新ファンデーション登場 『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』 新発売 ( 2008/12/24 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2009年2月28日、百貨店ブランド「est (エスト)」から、生命感のある艶を放つ肌に仕上げる、美白タイプのファンデーション、『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』を新発売いたします。

発売のねらい
 百貨店で化粧品を購入する女性は、一般的に気温が上がりはじめる3月頃から、軽いつけ心地の美白タイプのファンデーションを使用する方が増加する傾向です。
 好まれる仕上がりは、自然に見える艶があること、もともとの肌が美しく見えることがあげられます。このもともとの肌が美しく見える艶は、ファンデーションと肌が密着し、動きにも寄り添うことで再現できることがわかってきました。(花王調べ)

 新発売の『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』は、明るく、生命感のある艶を放つ肌に仕上げるファンデーションです。新処方の“スキンシンクロフィルム”が、肌とファンデーションの密着性を高めます。また、透明感のある美白肌を演出するパウダー2種を、従来のパウダーに加えて新配合しました。肌とファンデーションが一体化することで、動くほどに生命感のあふれる“生きた艶”を放ち、輝くような美白肌を実現します。

■発売日/地域
2009年2月28日/全国

■商品名/内容量/価格
『エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト』 全6色/30ml
メーカー希望小売価格 税込 各5,775円 (本体 各5,500円)

■商品特長
<エスト リキッドメイクアップ アクティブオーラ ホワイト> (ファンデーション)
明るく透明感のある美白光を肌とシンクロ(一体化)させる美白ファンデーションです。
生命感あふれる“生きた艶”を放つ、輝くような美白肌へ。

○密着膜(スキンシンクロフィルム)処方で、明るく透明感のある光を、肌にしなやかに寄り添わせます。 スキンシンクロポリマーα配合

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081224-01bc.html


1日中、若い肌の仕上がりが続くファンデーション 『ソフィーナ プリマヴィスタ パウダーファンデーション (ロングキープ)』 『ソフィーナ プリマヴィスタ リキッドファンデーション』 新発売 ( 2008/12/18 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2009年2月21日、第一印象から若く見える肌に仕上げるベースメイクブランド「ソフィーナ プリマヴィスタ」から、1日中若く見える仕上がりが続く、化粧くずれしにくい春・夏向けのファンデーション(5品目20品種・ノープリントプライス)を新発売します。

発売のねらい
【「ソフィーナ プリマヴィスタ」誕生の背景】
 20代後半〜40代女性に行った年齢に関する調査では、約7割が「実年齢より若く見られたい」と望んでいます(花王調べ)。一方、「数年前の写真を見ると、シミ・しわの数は変わらないのに、なぜか老けた気がする」「ファンデーションで毛穴を隠しても、若く見える気がしない」という声もあり、単にシミ・しわ・毛穴などを隠すだけでは、肌は若く見えないと感じています。そこでソフィーナは、鏡の前15cmでシミや毛穴を隠して若く見せるだけでなく、人から見られたときに若く見えるということを研究しました。そして、若く見える顔に共通する特徴“顔の中心部が明るく、肌表面に凹凸の影がなく、なめらか”を再現する「ソフィーナ プリマヴィスタ」が誕生しました。 

【春・夏の新製品発売の背景】
 約9割の女性は、春から夏にかけて、「肌がテカる」「ファンデーションがとれる」「ベタつく」といった、化粧くずれに悩んでいます。さらに、化粧がくずれると「疲れて見える」「老けて見える」と感じています。化粧がくずれた顔を画像解析すると、老けて見える顔の特長と同様に「肌表面の凹凸の影が強調され、なめらかさに欠ける」事がわかり、女性の意識にある「化粧くずれすると、老けて見える」ことが実証されました。

 この春新発売のファンデーションは、パウダータイプ・リキッドタイプともに、汗・皮脂に強く、くずれにくい処方設計なので、朝仕上げた若く見える肌がずっと続きます。新発売の『パウダーファンデーション (ロングキープ)』は、「皮脂を吸着する粉体」を肌に均一に付着させる新技術を採用。肌の余分な皮脂を固めて広げず、ファンデーションと混ざることを防ぎます。また、『リキッドファンデーション』は、「皮脂をはじく」「ファンデーションと肌の密着性を高める」という2つ機能を持つ新開発のポリマーを配合。ファンデーションが皮脂と混ざりにくいことに加え、肌にしっかり密着するので、朝の仕上がりがずっと続きます。
 他に、若く見える肌を実現するアイテムとして、シミ・ソバカスを自然にカバーする化粧下地『クリアカバーベース』、狙ったシミをピンポイントでカバーする『コンシーラー (スポッツカバー)』、化粧もちを高めて化粧直しにも使える『フェイスパウダー (キープ&リセット)』も発売いたします。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081218-01bc.html


「アジエンス」が2ライン化。髪の水分や地肌の皮脂のバランスを崩しがちな現代女性にむけた新ライン 『アジエンス ネイチャー・スムース』 新発売 『アジエンス インナー・リッチ』 改良新発売 ( 2008/12/17 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2009年3月28日、ヘアケアブランド「アジエンス」を刷新し、根元から軽くしなやかな髪に仕上げる新ライン『アジエンス ネイチャー・スムース』を新発売いたします。
 同時に、従来の「アジエンス」を改良し、もろくなりがちな毛先まで強くしなやかで吸いつくような触れ心地に仕上げるライン『アジエンス インナー・リッチ』に名称変更いたします。

発売のねらい
 「アジエンス」は2003年の発売以来、花王が長年にわたり培ってきた東洋人の毛髪研究で得た知見を生かし、「東洋人特有のしなやかに弾む髪の美しさ」を追求してまいりました。
 最近の花王の調査によると、「アジエンス」のターゲットである20代後半〜30代の女性は、髪の傷みが気になり毛先までしっとりまとまりのある仕上がりを志向する方々と、頭皮のベタつきや脂っぽさが気になり、根元から軽くしなやかな仕上がりを志向する方々に、大きく二分化されていることがわかりました。(2008年花王調べ)

 そこでこのたび、髪の水分や地肌の皮脂のバランスを崩しがちな現代女性にむけて、『アジエンス ネイチャー・スムース』を新発売いたします。豊かな泡立ちですっきりと洗いあがり、根元から軽くしなやかな髪に仕上げます。また既存の『アジエンス インナー・リッチ』は、内側からもろくなりやすく、毛先にいくほど芯の力が足りないと感じる現代女性にむけて、毛先まで強くしなやかで吸いつくような触れ心地に仕上げます。
 「アジエンス」はこのたびの2ライン化により、より幅広い女性のニーズにお応えしてまいります。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081217-03bc.html


情報システム領域におけるシナジー発現へ 花王の「エコーシステム」をカネボウ化粧品に導入 グループ全体で、顧客満足のさらなる向上をめざす ( 2008/12/17 )
 花王グループの花王株式会社(社長・尾崎元規)、株式会社カネボウ化粧品(社長・知識賢治)は、シナジー発現に向けた活動の一環として、2009年1月より、花王の消費者対応の情報システム「エコーシステム」をカネボウ化粧品に導入します。

 「エコーシステム」は、消費者と花王との双方向のコミュニケーションを支援し、さらに消費者からいただいた「声」を社内で共有するためのツールです。1978年4月に導入され、現在では第6次システムにまでバージョンアップしています。 
 カネボウ化粧品では、「エコーシステム」導入により、消費者対応のレベルアップを図るとともに、これまで以上に消費者の「声」に耳を傾け、商品・サービスの開発や改良に寄与させていきます。併せて、花王とカネボウ化粧品が「エコーシステム」を共有することで、グループ全体で、顧客満足のさらなる向上を追求していきます。

消費者の「声」を“よきモノづくり”に集約
 「エコーシステム」は、「相談対応支援機能」と「相談内容解析機能」の2つの機能を有しており、消費者への相談対応だけでなく、消費者からいただいた「声」を社内で活用する役割を担っています。「相談対応支援機能」は、消費者からのお問い合わせに迅速に対応するための機能で、基本的な商品情報だけではなく、取扱店の情報やキャンペーン情報、さらには、生活情報や身体に関する情報など、多岐にわたる情報がデータベース化されています。「相談内容解析機能」は、消費者から寄せられた「声」を社員全員で共有し、検索・解析できる機能です。寄せられた相談内容は全件入力され、多くの関係部署で解析し、商品開発やマーケティングなどに活かすことができます。
 このように、花王は消費者との双方向コミュニケーションに注力し、消費者の「声」を企業活動に反映させ、“よきモノづくり”に集約させる活動を続けています。

情報の一元化・共有化を実現
 一方、カネボウ化粧品では、消費者対応における情報システムの一元化がこれまでの課題でした。消費者から寄せられた「声」は、相談対応部門であるコンシューマーセンターがデータベース化していましたが、調査回答部門である研究本部や工場などでも、それぞれ別々にデータベース化しており、相談対応部門と調査回答部門が同じ情報を共有する際、非効率な面がありました。
 今般、花王の「エコーシステム」を導入することで、相談対応部門から調査回答部門まで一貫して同じシステムを活用することができ、情報の一元化・共有化が図れます。それに伴い、消費者からのお問い合わせに対しても、より迅速な対応が可能になり、顧客満足の向上にもつながると考えています。併せて、これまで以上に多くの関係部署が消費者の「声」に耳を傾け、商品・サービスの開発や改良に寄与させていきます。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081217-02co.html


環境に配慮した植物由来プラスチックを、もっと使いやすく 改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発 ( 2008/12/17 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)テクノケミカル研究センターは、環境負荷低減への取り組みの一環として、植物由来プラスチックであるポリ乳酸樹脂を、より使いやすくする「改質研究」に取り組んできました。
 このほど、独自の結晶制御技術や軟質化技術により、汎用されている石油系樹脂と比べて、遜色のない改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発しました。これにより押出成形でつくるシート製品や射出成形でつくるさまざまなプラスチック製品への、ポリ乳酸樹脂の利用拡大が可能になりました。
 本研究は、プラスチック成形加工学会 第16回秋季大会(2008年10月31日〜11月1日、福井)にて発表いたしました。また本成果により、押出成形用と射出成形用の2タイプの改質ポリ乳酸樹脂『ECOLA』(エコラ)を開発し、ユーザーの方々へのご紹介を開始しています。

■研究背景
<広がる植物由来プラスチックの利用と課題>
 環境負荷低減の取り組みの一つとして、資源の枯渇の心配がないことや、二酸化炭素(CO2)を増やさない“カーボンニュートラル”といった特徴から「植物由来プラスチック」への期待が高まっています。現在、もっとも使われている「植物由来プラスチック」がポリ乳酸樹脂です。ポリ乳酸樹脂は、生分解性をもつ樹脂として、20年ほど前に登場しました。現在の市場規模は、日本国内だけでも年間約6000トンと言われていますが、将来は国内で4倍以上に成長するとの予測もあります。
 プラスチックにはポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体(ABS)などの石油系樹脂が汎用されていますが、プラスチックの加工法として押出成形や射出成形などがあります。しかしどちらの成形方法においても、従来のポリ乳酸樹脂は下記に示したように、硬い・割れやすい・高温では使えない・成形に時間がかかるなどの課題があり、用途が限定されていました。

押出成形におけるポリ乳酸樹脂の課題
 押出成形は、文房具のクリヤーホルダーのようなシートやフィルムなどをつくるため、加熱軟化させた樹脂を金型から押し出して連続成形する加工法です。成形された製品には、透明で柔らかいことが求められます。しかし従来のポリ乳酸樹脂は、透明性は高いがPPなどに比べ硬いためシート用途には使いにくいという課題がありました。

射出成形におけるポリ乳酸樹脂の課題
 射出成形は、パソコン筐体(きょうたい:機器の箱)や自動車内装部品などのさまざまな形状をつくるため、加熱軟化させた樹脂を金型に充填して成形する加工法です。成形された製品には、丈夫(耐熱性、耐衝撃性)であることや、量産のための加工のしやすさが求められます。しかし従来のポリ乳酸樹脂は、丈夫な製品を得るには成形に長時間がかかり、生産性に大きな課題がありました。

そこで、PPやABSと同等の性質を目標に、ポリ乳酸樹脂の改質研究を行いました。

■研究結果
1.押出成形用の、透明で柔らかいポリ乳酸樹脂を開発
 樹脂中には樹脂が結晶となっている部分(結晶部)と結晶化していない部分(非結晶部)があります。そこで透明性には樹脂の結晶サイズが影響し、また柔軟性には樹脂中の非結晶部分の物性が柔軟性に影響すると考え、検討を実施しました。
 さまざまな結晶制御技術を検討した結果、花王独自の結晶化促進剤の添加によりナノサイズ(1ナノは10億分の1メートル)の結晶をつくることで透明性を保つことを達成しました。さらに、花王独自の軟質化剤の添加により、非結晶部に柔軟性を付与することができました。
 これにより、汎用樹脂PPなどと同等の、押出成形用の透明で柔らかなポリ乳酸樹脂を得ることに成功しました

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081217-01rd.html


非アルコール性脂肪性肝疾患への、高濃度茶カテキン飲料の効果を検証 ■継続摂取により、肝臓の脂肪蓄積や酸化ストレスが低減 ( 2008/12/11 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)ヒューマンヘルスケア研究センターは、日常の食生活の中で無理なく摂取できる食品を通した健康的な生活習慣の啓発を目的に、肥満や栄養代謝の改善に関する研究を継続しています。このほど、久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科部門 佐田通夫教授、坂田隆一郎医師との共同研究によって、肥満が関わる生活習慣病の一つである非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:non-alcoholic fatty liver disease)について、高濃度茶カテキン飲料の効果を検証しました。
 その結果、NAFLD患者に高濃度茶カテキン飲料を12週間継続的に摂取していただいたところ、肝臓への脂肪蓄積が低減し、肝機能が改善することを明らかにしました。
 また、NAFLDの発症は、体内に活性酸素が過剰に発生した状態である「酸化ストレス」が発症原因の一つであることが知られていますが、高濃度茶カテキン飲料の継続的摂取により、「酸化ストレス」の指標である尿中イソプラスタン値が低減することを認めました。
 これより、高濃度茶カテキン飲料の継続的摂取が、NAFLD患者の治療に応用できる可能性を見出しました。本成果は、第30回日本臨床栄養学会総会(2008年10月9〜11日、東京)にて発表しました。

■研究背景
 過剰な飲酒が原因で肝機能が低下する病気はアルコール性肝疾患と呼ばれ、肝炎や肝線維症を経て、肝硬変、慢性肝炎と進行することが知られています。これに対し非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、お酒の多飲や肝炎ウイルスの感染を原因としない、子どもを含む全ての年代で発症する可能性がある慢性進行性肝疾患です。
 NAFLDは生活習慣病の一つとして大きな問題となっており、米国では肝疾患としてもっとも高頻度に認められる疾患で成人の20-40%がその対象といわれています。また、日本でも国民の数%がNAFLDと推測されています。NAFLD患者は、肝臓の脂肪蓄積が増加して肝機能が低下し、その多くは、肥満、糖尿病、高インスリン血症、高脂血症を伴っています。またNAFLDが進行すると、肝硬変・肝細胞癌にもなりやすいことが知られています。
 NAFLDの原因は、メタボリックシンドロームと同様に肥満が関係しています。また、体内に活性酸素が過剰に発生した状態である「酸化ストレス」も、その発症原因の一つであることが知られています。しかし、治療は食事療法や運動療法が主で、有効な治療方法はまだ確立されておらず、摂取カロリーの制限や「酸化ストレス」を低減させる等の治療方法が考えられています。
 花王では、これまでにも高濃度茶カテキン飲料摂取による生活習慣病への効果について検討し、肥満の方の内臓脂質の低減、脂質代謝の改善などを見出しています。しかし、肝臓疾患への作用は検討されておらず、また脂質代謝の改善効果や茶カテキンの持つ抗酸化性の知見からNAFLD患者への効果が期待されましたので、検討を実施しました。

■試験方法
 本研究の全ては、医師の管理下で実施しました。日常生活ではほとんど自覚症状はありませんが、医師にNAFLDと診断された17名のNAFLD患者に、インフォームドコンセントを得て被験者になっていただき、無作為に3群に割付けました。各群に、高濃度茶カテキン飲料(1080mg/700ml:水分700ml中に茶カテキンを1080mg含む)、低濃度茶カテキン飲料(200mg/700ml)、無カテキン飲料(0mg/700ml)の、いずれか一つを12週間継続飲用していただきました。そして、肝臓や酸化ストレスへの影響を評価しました。

■研究結果
1.肝臓の脂肪蓄積量低減と肝機能改善(図1)
 肝臓の脂肪蓄積量は、腹部CT撮影画像の肝臓と脾臓のコントラストで評価する一般的手法で測定しました。この手法は、CT画像の明暗で評価するものです。臓器に脂肪が蓄積するとCT像が暗く(濃く)なることと、脾臓は脂肪がつきにくいことを応用し、肝臓と脾臓のCT画像の明暗のコントラストで肝臓への脂肪蓄積が評価できます。
 高濃度茶カテキン飲料を継続摂取した群は、肝臓/脾臓のコントラストが、試験前の91.8±4.6%から12週目では正常値に近い101.8±4.7%(100%以上の場合は、脂肪肝を否定できます。)に有意に上昇しました。このことは、肝臓の脂肪蓄積量が低下したことを示しています。また肝機能障害を示す指標である血清ALT(GPT)値についても、高濃度茶カテキン飲料を継続摂取した群は、12週間の継続飲用により有意に低下し、肝機能の改善が認められました。

2.酸化ストレスの減少(図2)
 身体に酸化ストレスが加わると、脂肪酸の代謝過程により生成された酸化成分や細胞膜の成分が酸化を受けたものが、尿中に排泄されます。その代表的な指標が尿中イソプラスタン値で、茶カテキン飲料飲用による「酸化ストレス」発生の変化を評価するため、茶カテキン飲料飲用経過中の尿中イソプラスタンを定量しました。
 高濃度茶カテキン飲料を継続摂取した群は、尿中イソプラスタン値が12週間の継続摂取により249.6±11.6pg/mg creatinineから正常値に近い172.0±9.0pg/mg creatinine(正常値は約200pg/mg creatinine以下)に有意に低下し、「酸化ストレス」が減少していることが確認されました。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081211-01rd.html


1つのパレットで“無垢”と“大胆”の2つの印象をあやつるアイシャドウ 百貨店ブランド「エスト」から『エスト エモーショナルマルティプル アイズ』他、2009年春の新製品・新色発売 ( 2008/11/27 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)は、2009年1月10日、百貨店ブランドの「est (エスト)」から、1つのパレットで2つの仕上がりを実現できるアイシャドウ『エスト エモーショナルマルティプル アイズ』他、春の新製品(4品目11品種 税込 各2,625円〜5,775円〔本体 各2,500円〜5,500円〕)を新発売します。

発売のねらい
 エストのメイクアップのコンセプトは、心の動きを輝くような表情としてひき出す“感情美メイク” です。2009年春のメイクテーマは、“たくらみさえも、ハッとするほど美しい”です。明るさのある色と、しっくりと溶け込む質感で、大人の女性がたくらむ表情でさえも、美しく彩ります。
 中心の商品は、1つのパレットで2つの仕上がりを実現するアイシャドウ『エスト エモーショナルマルティプル アイズ』です。4色セットになったアイシャドウは、組み合わせ次第で“無垢でやわらかい仕上がり”と、“大胆で凛とした仕上がり”の2つの印象を、思いのままに彩ります。
 また、同時に“感情美メイク”のキーアイテムである『エスト エモーショナルオーラ パクト』など、春の新色を発売いたします。

http://www.kao.co.jp/corp/news/2008/4/n20081127-01bc.html


平成21年3月期 第2四半期決算短信 ( 2008/10/28 )
 平成21年3月期第2四半期 (2008/04/01-2008/09/30)

http://www.kao.co.jp/corp/ir/i03/pdfs/2008s/200809_01all.pdf


現代女性の体の不調と生活行動の実態を調査 ( 2008/9/2 )
■動くことによる不調と異なり、動かない生活行動によりさまざまな不調が発生
■原因の一つは、ストレスを伴う長時間作業による自律神経活動低下の可能性 

 花王株式会社(社長・尾崎元規)ヒューマンヘルスケア研究センターは、女性が経験する体の不調と生活行動、生活環境の関係を調べました。
 その結果、「動かない生活行動」で増える不調と「動く生活行動」で増える不調とは、種類が異なることが分かりました。すなわち、長時間のパソコン作業のような「動かない生活行動」が多い女性は、「肩こり、冷え症、胃腸の不調、目の疲れ、寝つきが悪い、生理痛」などの一般に「不定愁訴」と呼ばれるような不調を、動かない時間が長いほど多くの方が経験していました。反対に、体を動かす生活行動が多い女性では、“疲れ、腰や関節などの痛み”だけを、動く時間が長いほど多くの方が経験していました。さらに、ストレスや寒さなどの生活環境も、これらの不調に影響していると考えられました。
 これまでの調査研究で、寒さについてはオフィス内での冷えにより年間を通じてさまざまな不調を起こすこと、通常のパソコン作業が眼の疲労を起こすことが分かっています。そこで今回は、動かない生活行動の代表であるパソコン作業を、過度なストレスを与えた状態で行った時の生理学的な影響を調べました。その結果、イスに座ったまま、動かずに長時間緊張した状態でパソコンでの反復作業を続けると、自律神経活動が低下する傾向があることを認めました。
 以上より、ストレスや寒さを感じながら、長時間、緊張状態でじっと動けずに作業をすることは、自律神経に影響を与え、身体の不調につながる可能性があることが分かりました。

<女性の訴える症状と生活行動の関連性>
 ※ 関連資料参照

 なお本研究は、日本生理人類学会第59回大会(2008年10月18〜19日、東京)及び第38回日本臨床神経生理学会・学術大会(2008年11月12〜14日、神戸)で発表します。本成果は、ヒューマンヘルスケア商品の開発に応用していきます。

■研究結果の詳細 
1.女性の不調、生活行動、生活環境の状況(アンケート調査)
 20〜59歳の女性21,425人を対象に、不調の症状(表中16症状の、この1年間での経験有無)、各種生活行動の時間(歩行時間、パソコン使用時間、睡眠時間などを自己記入)、生活環境(寒さ、ストレスなどを感じるか)について、インターネットによるアンケート調査を行いました(2007年11月)。
 各種の生活行動時間について、行動の共通性をグループ化して因子を抽出する主成分分析という統計的手法を用いて解析しました。その結果、「動いている時間」、「動いていない時間」、「リカバリーの時間」、「座っている時間」の4つの因子に分類しました。そして、これら4因子が症状に及ぼす影響について解析しました。
 その結果、「動いている時間」が増えると「足の疲れ、肉体疲労」のほか、「腰痛、肩の痛み、ひざの関節痛」などのよく動かす部分の“疲れ、腰や関節などの痛み”を経験する女性が増加しました。
 また「動いていない時間」の代表的な生活行動の内容の多くは「パソコンを使用している時間」ですが、「動いている時間」の増加にともなう不調に比べて、不調の種類が大きく異なることが分かりました。すなわち「パソコンを使用している時間」が長いほど、「肩こり、冷え症、胃腸の不調、目の疲れ、寝つきが悪い、生理痛」などの一般に「不定愁訴」と呼ばれるようなさまざまな不調を経験する女性が増加することがわかりました。
 さらに生活環境については、パソコン作業時間の長い女性ほど、寒さやストレスを感じている女性が増加する傾向が認められました。

2.過度なストレスを与えられた、動かない状態での生理的変化(モデル実験)
 パソコン作業時間が長い女性ほど、不定愁訴と呼ばれるさまざまな不調が増える理由を検討する目的で、実験室内でのモデル実験を行いました。特にパソコン作業時間が長いほど、寒さやストレスを感じている点に着目しました。花王はこれまでの調査研究で、オフィス内でのパソコン作業中に冷房などで体の冷えが生じると、年間を通じてさまざまな体の不調を起こすことを確認しています。また、通常業務のパソコン作業を月曜〜金曜日まで毎日6時間続けた実験では、週末にかけて目の疲労が増すことを確認していますが、それを超えるような長時間のパソコン作業やストレスを感じながらのパソコン作業の影響は検討していませんでした。また「疲れが取れない」、「よく眠れない」など何となく体調が悪いという自覚症状は不定愁訴といわれ、自律神経活動などの生理学的な作用が関連するといわれています。
 そこで、通常作業に比べ過酷なパソコン作業によるストレスを与えたときの、生理学的な影響を調べました。すなわち下記に示した方法で、被験者に測定用プローブを取りつけた状態でイスに座ったまま動かず、できるだけ早く正確に英語の文章入力をするという、強い緊張状態でパソコン作業を行ってもらい、その作業中の自律神経活動低下などの生理学的測定を実施しました。

【モデル実験の条件 : 過度なストレス作業による生理的変化】

○被験者
 37.8±9.0歳の男性6名を、インフォームドコンセントを得て対象とした。

○作業内容
 「できるだけ早く正確に」という指示のもと、英語の文章を入力するという過酷な作業を30分間行った後、10分間で下記項目の生理的状態を測定。これを3回連続で行う。

○測定項目
 ・心電図、血圧、脈拍数、脈圧 : 自律神経系の活動度を測定。
 ・フリッカーテスト : 点滅光の点滅を目で認識できるようになる現象によって、脳の疲労度を測定。
 ・VAS : Visual Analog Scaleの略。100mmのスケール上に、左端を最も悪い状態、右端を最も良い状態として、評価項目の状態をチェックする心理的評価方法。今回は意識・気分の状態を評価するのに用いた。

 その結果、心電図からは、心拍の間隔(R−R間隔)が有意(0.05>p)に広がること。最高血圧が有意(0.01>p)に低下し、最低血圧が低下せずにむしろ上昇する傾向にあること。脈圧が有意(0.01>p)に低下していることなどから、自律神経の活動が低下している可能性が考えられました。また、フリッカーテストやVASの結果から、イライラ感の増大や集中力の低下、自覚的ストレス感の増大がみられるとともに、被験者が疲れていることは明らかでした。これらのデータは、過酷なパソコン作業が心理的な変化をもたらすとともに、自律神経活動を低下させたことを示していると考えられました。

【東京女子医科大学・青山自然医療研究所クリニック 川嶋朗所長(准教授)のコメント】
 「その日の疲れはその日のうちに解消」

 パソコンの作業時間が長い人ほど、さまざまな不調が高頻度で現れることがわかりました。こうした現代女性の不調は、「動けない女性の動かない疲れ」といえるのではないでしょうか。パソコンの前にじっと座って、緊張した状態で長時間作業を続けることにより、自律神経活動の低下が起こることが原因の一つだと考えられます。これではなかなか作業の効率も上がりにくいのではないでしょうか。今回の調査・解析からは、動けない業務に加え、ストレスやクーラーによる冷え過ぎが影響しているらしいこともわかりました。しかし、業務環境は自分で簡単に変えられるものではありません。少し体を動かしたり、パソコン作業中にはあらかじめ太ももや腰・首などを温めておくなど、その場での対処が必要かもしれません。また日頃から疲れをためないことが大切で、就寝前にリラックスタイムをとるなど、その日の疲れをその日のうちに解消する工夫が必要なようです。



顔の見た目年齢の要因を解析し、新しいファンデーション用粉体を開発 ( 2008/6/23 )
■肌の凹凸による明暗のうねりやムラが、少ないと若顔、多いと老け顔に
■光を透過・散乱する粉体で、肌の明暗のうねりやムラが減少し、若顔に

 花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターは、顔の肌の明暗分布が顔の見た目の年齢に影響することを明らかにしました。18歳〜39歳の女性161名を対象に調べたところ、小じわや毛穴を含む肌表面の波打つような凹凸の影によって生じる「明暗のうねりやムラ」が少なく全体的になめらかな場合は若く見え、反対に「明暗のうねりやムラ」が多い場合は老けて見えることを発見しました。
 さらにこの結果を受けて、粉体内部を光が透過・散乱することで肌に光を回りこませる肌色透過散乱粉体を開発しました。この粉体をファンデーションに応用することで、「明暗のうねりやムラ」が減少してなめらかになり、顔を若く見せる技術を確立しました。
 今後、本成果は、ファンデーション開発に応用していきます。なお本研究は、第62回SCCJ研究討論会(2008年6月18日、大阪)で発表しました。

■研究背景
 顔の見た目の年齢に関しては、加齢による目鼻立ちや顔立ちの変化、ホホのたるみやシワが目立つといった形状の変化で老けて見えることがよく知られています。
 しかし、まだ加齢の影響が少ない若い女性にとっても、若く見られることは切なる願いです。実際、20代後半女性の約4割、30代女性の約6割が、「実際の年齢より若く見られたい」と思っています。(2007年11月、花王調べ) これらの若い女性はホホのたるみやシワがあまり目立たない世代ですが、20代女性の約7割、30代女性の約8割は、同年代の女性の年齢を推測するときに、その人の顔の肌の見た目を参考にしています。(2006年5月、花王調べ)
 こうしたことからも、顔の肌の見た目(明暗分布)が、年齢を判断するときの印象にどう影響するかを把握することは重要と考えられます。また多くの女性が肌をきれいに見せるためにファンデーションを塗っており、ファンデーションによって顔の肌の見た目をうまく変化させることができれば、より若く見せることができると考えられます。
 以上の背景から本研究では、女性の顔の肌の明暗分布が、実際の年齢に比べて、見た目の年齢にどのように影響しているかを詳細に分析し、それに基づいて光学的に若く見せる光を放つ新規粉体の開発とそのファンデーションへの応用を検討しました。

■研究成果
1.顔の肌の明暗のうねりやムラが少ないと、若く見えることを把握
 見た目の年齢印象を決める顔の情報としては、目や眉、顔の輪郭といった形状の情報と、顔の肌の明暗分布という情報があります。形状については、たとえば目からあごまでの長さが短いと幼く見えるなどの研究結果が報告されています。一方、顔の肌の明暗分布が、見た目の年齢印象にどのような影響を与えるかについては、これまで詳細には調べられていませんでした。
 そこで花王では、若く見える顔の肌の明暗分布にどのような特徴があるのかを、「顔画像の輪郭や形状を変形し、統一化する画像処理手法」により調べました。具体的には、女性の化粧した顔を一定の照明条件で撮影した顔画像について、眉・目・鼻・口・顔の輪郭を同じになるように処理した顔画像データベースを作成しました。そして顔の輪郭や形状の要因を除き、肌の明暗分布だけに着目した解析を行いました。

 実際に、18歳〜39歳の女性161名の顔画像を撮影し、眉・目・鼻・口・顔の輪郭が同じになるように処理した画像データベースを作成しました。そして、化粧品開発に携わる女性研究員15名に、一人ひとりの顔画像が何歳に見えるか聞き取り調査をしました。これより、顔の明暗分布だけで、実年齢より若く見えたり、老けて見えたりすることが分かりました。そこで顔画像を実年齢より若く見える顔と老けて見える顔の2つの集合に分け、それぞれの「特徴を強調した顔画像」を作り出すことによって、若く見える顔と老けて見える顔の明暗分布パターンの特徴を抽出しました。
 この結果、「明暗のうねりやムラ」が少ない場合は、全体的になめらかな肌に感じ、若く見えることが分かりました。また反対に「明暗のうねりやムラ」が多い場合は、老けて見えることを明らかにしました。

2.顔の肌の明暗のうねりやムラを減らしてなめらかにし、若く見せる肌色透過散乱粉体「フェイスランプパウダー」を開発
 肌の明暗のうねりやムラは、小じわや毛穴を含む肌表面の波打つような凹凸の影ができて発生しますが、従来のファンデーションに用いられている粉体は、粉体の表面で光を反射・散乱させてしまうため、肌の凹凸に起因する明暗をそのまま強調してしまうことがありました。
 そこで、肌の「明暗のうねりやムラ」を減少させるため、粉体内部に光が透過・散乱することで、肌に光を回り込ませて陰影をなくす肌色透過散乱粉体「フェイスランプパウダー」を開発しました。この粉体の構造は、光の透過散乱性が高い板状の粉体の表面に、肌色を鮮やかにする微粒子などが、ポリマーで固定されています。また、この粉体の製造方法は花王独自の超臨界流体法を採用し、この技術により微粒子同士を固まることなく薄く均一に芯となる粉体表面に付着させることが可能になりました。
 肌色透過散乱粉体「フェイスランプパウダー」を配合したファンデーションは、肌の「明暗のうねりやムラ」を減少してなめらかに見せます。その結果、これまでに比べ、顔の印象を若く見せることができるようになりました。



メラノサイトのライフサイクルは、情報伝達物質がコントロール ■とくにエンドセリンとSCFが、大きな役割 ■エンドセリンとSCFの除去により、メラノサイトの減少が可能 ※ニュースリリースを原文のまま紹介しています。 ( 2008/4/10 )
 花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターは、千葉大学放射線医学総合研究所連携大学院・広部知久教授と共同で、ヒトのメラノサイトの成熟、増殖、減少といったライフサイクルが、エンドセリン(*1)とSCF(*2)を中心とした情報伝達物質によりコントロールされていることを明らかにしました。この結果は、新たな美白技術や皮膚疾患の解析につながるものと考えられます。

*1 エンドセリン(Endothelin) :血管収縮物質として発見された情報伝達物質
*2 SCF(Stem Cell Factor) :幹細胞増殖因子と呼ばれる情報伝達物質

■研究背景
 メラノサイトは、皮膚のシミとなる黒褐色の色素メラニンを生み出す細胞です。そのライフサイクルは次の過程をとることが知られています。

Step1 : まだメラニンを作る能力を持たない未熟な細胞メラノブラストの増殖
Step2 : メラノブラストの成熟(分化)によるメラノサイトへの変化
Step3 : メラノサイトの増殖(→メラニン生成)
Step4 : メラノサイトの減少

 従来の皮膚のシミに関する研究や美白のアプローチは、メラノサイト内のチロシナーゼ酵素の活性やメラニン生成の抑制に関するものが多くを占めます。しかし、花王ではこうしたアプローチに加えて、メラノサイトと皮膚の中でメラノサイトを取り囲むように存在する角化細胞の両者に着目した研究を進めてきました。その結果、角化細胞からメラノサイトにメラニン生成を指令するメカニズムを発見し、情報伝達物質であるエンドセリンを抑制する有効成分「カモミラET」を開発するなど、情報伝達物質に着目した独自の美白研究を行ってきました。
 一方、メラノサイトのライフサイクルの各過程に影響する物質を同定し、その作用を調べれば、シミの根本的な原因や皮膚疾患の解析に繋がると考えられます。しかしこれまで、より皮膚の中に近い環境でメラノブラストやメラノサイトを培養する技術がなく、詳細な研究ができませんでした。
 広部教授は、皮膚に本来備わっている生理的物質のみを培養液に加え、メラノサイトやその前駆細胞であるメラノブラストを純粋培養する技術を確立されました。この方法により、皮膚により近い条件で情報伝達物質の影響を評価することが可能になりました。
 以上を背景に、上記の4ステップにおける情報伝達物質の研究を行いました。 

■研究成果
 ヒトのメラノブラストやメラノサイトへの各種情報伝達物質の影響を検討した結果、以下が分かりました。

(1)メラノサイトのライフサイクルは、情報伝達物質によってコントロールされている。
(2)情報伝達物質の中でも、エンドセリンとSCFによって、メラノブラストおよびメラノサイトの増殖が促進される。
(3)培養液からエンドセリンとSCFを除くと、メラノサイトが減少する。
(4)このメラノサイトの減少のメカニズムは、断片化DNAを検出する細胞工学的な手法により、“アポトーシス”と呼ばれる「オタマジャクシの尻尾がなくなる現象などで知られる遺伝子にプログラムされた自然な細胞消滅」によるものであることが分かりました。

 “アポトーシス”による細胞減少は、生体組織のダメージや生体機能の低下を起こしにくいことが一般的に知られています。よって、今回の研究成果のような情報伝達物質によるヒトのメラノサイトのコントロールは、より効果的な美白技術や皮膚疾患の解析に繋がると考えられます。
 本研究は、第5回国際研究皮膚科学会(2008年5月14〜17日・京都)において発表します。本成果は、新しい美白剤などのスキンケア商品の開発に応用していきます。



蒸しタオルで目を温めると、ピント調節力、ドライアイ症状が改善 ( 2007/8/31 )
 花王ヒューマンヘルスケア研究センターは、鶴見大学歯学部眼科学講座・後藤英樹准教授と共同で、パソコンを長時間使用するVDT(Visual Display Terminal)作業者の実態を調査した結果、VDT作業で目が疲労してピント調節力が低下することを実証した。
 さらに、蒸しタオルで目を温めると目が楽になると経験的に言われているが、蒸しタオルを使用して心地よい温度とされる約40℃で目を温めると、実際にVDT作業で低下したピント調節力が改善することやドライアイが改善することを、科学的に実証した。



VDT作業での目の酷使による疲労実態と、蒸しタオルの温め効果を、実証 ( 2007/8/31 )
 花王ヒューマンヘルスケア研究センターは、鶴見大学歯学部眼科学講座・後藤英樹准教授と共同で、パソコンを長時間使用するVDT(Visual Display Terminal)作業者の実態を調査した。その結果、VDT作業で目が疲労してピント調節力が低下することを実証した。
 さらに、蒸しタオルで目を温めると目が楽になると経験的に言われるが、蒸しタオルを使用して心地よい温度とされる約40℃で目を温めると、実際にVDT作業で低下したピント調節力が改善することやドライアイが改善することを、科学的に実証した。



『エコナ おいしさたっぷりドレッシングソース』 新発売 ( 2007/7/26 )
 花王は、2007年9月1日、『エコナドレッシングソース』から、素材本来の香りと食感が楽しめるドレッシング“おいしさたっぷりシリーズ”2品を新発売する。
 近年、家庭で食べるサラダメニューはシンプルな野菜サラダのみならず、野菜+肉や魚介類など、具材感のあるサラダが増えており、ドレッシング市場は着実に伸長傾向にある。ひと家庭あたりのドレッシング所持本数は約3本となっている。(07年花王調べ)

■発売日/地域
 2007年9月1日/全国
■商品名/容量/価格
 商品名:エコナ 生たまねぎのおいしさたっぷりドレッシングソース
      エコナ すりたてごまのおいしさたっぷりドレッシングソース
 容 量:190ml



「アルブラン」から 新・美白ファンデーション誕生  ( 2007/7/25 )
 花王は、2007年8月28日、花王ソフィーナの薬用美白化粧品シリーズ「アルブラン(ALBLANC)」から、初めての美白ベースメイクシリーズ(クリームファンデーション・おしろい・パウダーファンデーション・化粧下地・コンシーラー・5品目18品種)を新発売する。

■発売時期/地域 
 2007年8月28日/全国 
■商品特長 
<トランスクリアホワイト ファンデーションUV クリーム (ファンデーション)>
 「スキンケア効果」と「光効果」を重ねあげるクリームタイプのファンデーション。
 まるで上質なクリームのように、しっとりとした感触で肌に溶けこむようにフィット。
 つや感がある、みずみずしい印象の潤白美肌に仕上げる。

<トランスクリアホワイト ファンデーションUV パウダー (ファンデーション)>
 「スキンケア効果」と「光効果」を重ねあげるパウダータイプのファンデーション。
 やわらかくてなめらかな感触のパウダーが、肌にすべるようにのびてフィット。
 キメ細かく、ふんわりとやわらかい印象の潤白美肌に仕上げる。

<トランスクリアホワイト フィニッシュパウダー プレスト (おしろい)>
 「スキンケア効果」と「光効果」を重ねあげるプレストタイプのおしろい。
 繊細なパールの輝きをふんわりとまとうことで、透明感のある、ワンランク上の潤白美肌に仕上げる。

<トランスクリアホワイト メイクアップベース フレッシュ/モイスト(化粧下地)>
 「スキンケア効果」と「光効果」を重ねあげる化粧下地。
 ファンデーションをなめらかにフィットさせ、よれを防ぐ。
 微細のパールの輝きにより、肌を明るくトーンアップする。

<トランスクリアホワイト コンシーラースティック (コンシーラー)>
 「スキンケア効果」と「光効果」を重ねあげるスティックタイプのコンシーラー。
 なめらかでのびがよく、シミ・ソバカス、くまなどの色むらをしっかりカバーする。



日やけ止めを発売 ( 2007/1/1 )
 花王は、2007年2月24日、昨年シリーズとなって生まれ変わった「ビオレさらさらUV」から、強力紫外線から素肌を守りながら、美肌に仕上げるフェイス用の日やけ止め『ビオレさらさらUVブライトフェイスミルク』を新発売する。

■発売日/地域
 2007年2月24日/全国

■商品名/仕様/価格
 『ビオレさらさらUVブライトフェイスミルク』
 SPF50+・PA+++ <顔用・日焼け止め乳液>/30ml

■商品特長
 強力紫外線防止:過酷な日差しを長時間ブロック。やきたくない顔を、しっかり守る。
 毛穴・くすみもカバー:光補正パウダー配合で肌を明るく整えて、毛穴の凹凸やくすみをカバー。
 ファンデーションの仕上がりもきれい:化粧下地に使えて肌をなめらかに整える。

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衣料用洗剤「アタック」を発売 ( 2006/9/26 )
 近年、家事の合理化意識の高まりにより、洗濯を含む家事時間が縮小、「多めの衣料を一度で洗うことで洗濯を効率的に済ませたい」と思う消費者が増加してきている。またそれに伴い“詰め込み洗い”時の「汚れ落ち」などへの不安や不満などが潜在的に存在することがわかってきた。(花王調べ)
 新しい『アタック』はそうした現状を踏まえ、たっぷりの衣類を洗ったときでさえも、高い洗浄力を発揮できるよう性能を大幅にアップ。洗浄成分を凝縮し洗浄力を上げるとともに、パワーアップした花王独自の「高活性バイオ酵素」を配合。重なり合う衣類のすみずみまで浸透し、エリ、そでのせんいの奥に潜んだ汚れとニオイまでスッキリ落として、さらに、「驚きの白さ」に洗い上げる。

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温熱パックでひざ痛の緩和効果を確認 ( 2006/9/26 )
 花王は、ひざに痛みや違和感を持つ人を対象に意識と実態を調査するとともに、その対処方法として在宅での温熱パック長期連用試験を実施した。

●変形性膝関節症に対する家庭用温熱パックの効果についてのコメント
<順天堂大学医学部 整形外科 講師 池田浩先生 >
 温熱療法には血行促進や軟部組織の伸張性増大などの効果があるといわれているが、今回の研究結果から、変形性膝関節症に対する温熱療法(4週間、毎日一定時間、膝に温熱を加える)は、疼痛などの症状緩和に対して非常に効果的であったと言える。
 またその改善状態は、調査終了から6週後も良い状態が継続していた。今回、評価として疼痛などの主観的項目とともに、日常生活動作の困難性など機能性についても検討を加えたが、平地歩行や階段昇降時の困難性は明らかに改善していた。日常生活動作における疼痛の緩和や困難性の改善は、歩行などの活動性を増加させ、結果として膝周囲筋の強化や膝関節内・外の血行促進など新陳代謝にも効果的に作用し、歩くことを避けて弱っていた非生理的な膝を、より生理的な状態に回復させたことが、効果の持続につながったものと考える。
 今回の結果より、家庭用温熱パックなどで膝関節周囲を温めながら日常生活の中で適度な運動を心がければ、変形性膝関節症の症状緩和に対しては、さらに効果が上がるものと考えられる。

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新しいオーラルケア素材を発見。唾液の浄化作用に着目 ( 2006/9/22 )
 花王株式会社(社長:尾崎元規)は、口中の不快感(ネバツキ、口臭など)の原因となる口内細菌の繁殖に対する唾液の作用と唾液中の関与成分を解明した。さらに、この知見に基づき、唾液の浄化作用の一つである細菌の集合体を分散しやすくする作用と類似作用を持つ物質を探索し、糖アルコールであるエリスリトールが優れた素材であることを発見した。
 エリスリトールは非う蝕性の糖アルコールであることから、新しいオーラルヘルスケア素材として期待できる。

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植物由来の保湿成分に着目した新スキンケアシリーズ「フィトマックス」を発売 ( 2006/7/27 )
 花王は、2006年10月17日、「フィト(植物)成分」の力*1を引き出し、花王の皮膚科学技術とを融合したスキンケアシリーズ『フィトマックス(Phytomax)』(美容液3品種 ノープリントプライス)を新発売する。
 強い日ざしや乾燥にさらされても、何度も芽吹き、たくましく生き続ける植物に着目。植物だけが持つ、みずみずしく生きぬく力を、肌に届ける。「フィト(植物)」の力と、花王の皮膚科学技術とを融合した新しいエイジングケア。高純度チャカテキンを使用した。

「フィト(植物)」の力 : 植物由来の保湿成分の保湿力
       商 品 名              内容量
 フィトマックス モイストエッセンスAA   10ml×3本
 フィトマックス ブライトエッセンスAA   10ml×3本
 フィトマックス リフトエッセンスAA     10ml×3本



サラリーマン・OL800人調査 「飲みものと肥満」の関係 ( 2006/5/30 )
 花王は、ヘルスケア分野における栄養代謝や肥満研究に取り組んでいる。その一環としてこのほど、サラリーマン・OL800人を対象に、「飲みものの摂取意識と実態調査」を行った。 調査によると、日々の生活の中で十分な水分量を摂っている一方で、肥満予防・対策としての「飲みもの」への意識は「食事」「運動」に比べて低く、「何を飲むか」という中身についても、男性サラリーマンを中心に意識が低くなりがちな実態であることが明らかになった。
1.サラリーマン・OLの飲みもの実態
○サラリーマン・OLの65%が、自身の日頃摂っている飲みものの量は、「十分な量である」と自覚。
○1日の平均摂取量の実態は1486ml。成人の必要量の目安とほぼ同量。500mlペットボトル約3本分。
○その中身は、コーヒーや清涼飲料水など嗜好品が35%、アルコールが17%で半数超す。
2.肥満対策の盲点 “飲みもの”と“運動”
○現代サラリーマン・OL最大の健康課題は“肥満”。68%が「私は太っている」と自覚。
○太っている人ほど飲みものからもカロリー摂取。1週間でショートケーキ約1個分の差!
○肥満対策として取り組むことのトップは「食事に気をつける」76%、続いて「運動する」65%。
○「飲みものに気をつける」は46%。半数以下に留まる。
○肥満の人ほど飲みものからもカロリー摂取。平日では痩せ型・標準型の208kcalと比べ、279kcalと約1.3倍に。
○肥満者(BMI値25以上)がよく飲む飲料に「缶コーヒー」(46%)、「アルコール飲料」(40%)、「炭酸飲料」(30%)など。これらの飲料は、肥満度が高いほど、摂取率も高い。
○65%の人が肥満対策として「運動」を重要と認識する一方で、最近3ヶ月内に何も運動をしていない人も66%に。
○運動前に飲みものを飲むようにしている人は40%、運動中が49%、運動後でも44%と、運動時に飲みものを飲む人は半数以下に。
○運動時(前・中・後)に飲みものを飲む人の54%がスポーツドリンクを摂取。
○運動前に飲みものを飲む女性の63%は、体脂肪の燃焼を意識して摂取。



特定保健用食品の『ヘルシアウォーター』 新発売 ( 2006/5/27 )
 花王は、長年の栄養代謝、肥満研究の成果から、高濃度茶カテキンを継続摂取すると、エネルギーとして脂肪を消費されやすくすることを実証した。こうした研究の成果から、『ヘルシアウォーター』は、2005年12月9日に厚生労働省から特定保健用食品の表示許可を取得した。
 特定保健用食品の中で、体脂肪に関する表示許可を取得したスポーツドリンクは、『ヘルシアウォーター』が初めて。



朝用UV乳液/クリーム『ソフィーナ UVカット』を改良・発売 ( 2006/2/22 )
 花王は、2006年3月28日、朝用のUV乳液/クリーム 『ソフィーナ UVカットミルク/クリーム』を改良・発売する。紫外線防御機能を向上させ、美肌のカギとなる「セラミド」のはたらきをおぎなう機能を高めることで、スキンケア効果も向上させた。
 『ソフィーナ UVカット』は、紫外線A波、B波の防御機能を向上させた「3D−UVカットパウダーEX」を新配合。紫外線によるダメージから肌を守るという。



『花王ソフィーナ 薬用ホワイトニング メモリーホワイト』を発売 ( 2006/2/7 )
 花王は、2006年2月28日、メラニンの生成をおさえてシミ、ソバカスを防ぐ医薬部外品の美白化粧品『花王ソフィーナ 薬用ホワイトニング メモリーホワイト』を発売する。 シミ部位の奥では、紫外線を浴びなくなっても、情報伝達物質エンドセリンが過剰に産生され、メラノサイトに「メラニンをつくれ」という情報を伝えるといい、この情報を「シミの記憶」と呼ぶ。エンドセリンによる「シミの記憶」が、メラノサイトの活性化と増殖を引き起こし、メラニンが過剰につくられてシミができるという。『花王ソフィーナ 薬用ホワイトニング メモリーホワイト』はこの情報伝達を抑える。



高濃度茶カテキン飲料が、アレルギー性鼻炎を改善 継続摂取により、くしゃみ・鼻水が減少 ( 2006/2/3 )
 花王・ヘルスケア第1研究所は、アレルギー性鼻炎の方に高濃度茶カテキン飲料を1ヶ月継続して飲用してもらい、アレルギー性鼻炎の症状の「くしゃみ・鼻水」が改善することを認めた。体脂肪を低減する効果に加えて、高濃度茶カテキン飲料の新たな効果を見い出した。
 この成果を第9回日本病態栄養学会(2006年1月7〜8日)で、発表した。
試験方法
 専門医の指導のもと、くしゃみ、鼻水などのアレルギー性鼻炎の症状をもつ関西在住の19〜22歳の男女に同意を得た上で、2群に分けて高濃度茶カテキン飲料(茶カテキン約588mg/340g缶)または一般緑茶飲料(茶カテキン約126mg/340g缶)を、1日1本、4週間継続して摂取してもらった。被験者には、アレルギー日誌を毎日記入してもらい、その内容について鼻アレルギー診療ガイドラインに基づいて、高濃度茶カテキン飲料の効果を調べた。



「AMクロモン」にメラノサイト増殖抑制によるシミ生成抑制効果を発見 ( 2006/1/24 )
 花王・生物科学研究所では、三大肌悩み(シミ、しわ、たるみ)の研究を重ねている。シミの「日焼けと違ってなぜシミは消えにくいのか?」「なぜ明瞭な輪郭をもつほど色の差があるのか?」など問いについて、皮膚内部にあるメラニン(黒褐色の色素)形成遺伝子に関わる情報伝達物質を定量解析し、解き明かした。また情報伝達物質に作用しメラノサイト(メラニンを作る細胞)増殖を抑制する、シミ抑制技術を開発した。1)シミが「消えにくい」理由 : シミ部分の皮膚では、紫外線を浴びなくなった後も、情報伝達物質のエンドセリンとSCFが多量に生成され続けている。この両物質の指令で、メラニンの過剰生成が続くだけでなく、メラノサイトそのものが大量に増殖して、消えにくいことが分かった。
2)シミが「明瞭な輪郭をもつ」理由 : 皮膚はターンオーバーにより約4週間で新しい皮膚に置き換わるにも関わらず、SCFはシミ部分の細胞に皮膚内拡散せずに存在しる。このため局所的なメラニン生成が起き、明瞭な輪郭が形成されることが分かった。
 シミ抑制技術として、アロエなどの植物に含まれているクロモン類に着目し、SCFの情報伝達をブロックしてメラノサイトの増殖を抑制する作用をもつ、クロモン誘導体「AMクロモン」を開発。高いシミ生成抑制効果を臨床試験で確認した。
エンドセリン : メラノサイトにメラニン生成を指令する情報伝達物質
SCF(Stem Cell Factor) : 幹細胞増殖因子と呼ばれる、メラノサイトの分化・増殖作用を持つ情報伝達物質



化粧品事業統合に関して ( 2004/1/26 )
 カネボウと花王は、2003年10月23日に化粧品事業の統合について、調印は2004年1月になる見込みとしていた。両社の協議は続けているが、詳細条件の合意に達していない状況のようだ。同日、調印の遅れについて発表があった。



化粧品事業統合に向けた確定契約調印の日程 ( 2003/12/22 )
 カネボウと花王は、2003 年10 月23 日に共同発表した両社化粧品事業の統合は、詳細条件の合意に時間を要し、調印は2004 年1 月になる見込み



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